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新書として異例の10万部を超えるベストセラー「もてない男」の著者で、現役東大講師・小谷野敦の自伝的同名小説(幻冬舎刊)を映画化する「童貞放浪記」(製作:誠和企画)の撮影が現在進行中。その製作発表記者会見が去る9月18日、撮影現場である東京・本郷の鳳明館で行われ、小沼雄一監督、主演の山本浩司、神楽坂恵、原作者の小谷野が出席した。
本作は、もてない東大出身の男の、“童貞喪失への冒険”を哀しくもおかしく描く青春映画。東大卒の大学講師・金井淳は、30歳にしていまだ童貞。しかし後輩の北島萌に恋をし、守り続けた童貞とおさらばしようとするが…。「40歳の童貞男」「童貞。をプロデュース」など、童貞を扱った映画が人気を得ているが、本作は童貞ブームの決定版として製作される。小谷野は「本作はまさしく私小説。東大に行ってももてない奴はいっぱいいます。本作はもてない東大生の集大成として書きました」とコメント。
主人公の淳に、山下敦弘監督作品でお馴染みの山本浩司。後輩の萌に元グラビアアイドルで、本作が本格的な女優として始動となる神楽坂恵。他に、堀部圭亮、志賀廣太郎、内田慈、木野花らが共演。山本は「童貞の役は今まで何度かありましたが、IQの高い東大生の童貞の役は初めてです。女性関係も頑張れば頑張るほどあせって失敗してしまう、そんなことを考えました。ぜひ将来のためにも中学生男子に見てもらいたいですね」とアピール。神楽坂は「役柄と同じ年齢でもあり、自分に近いキャラクターですので、体当たりで挑みたいと思います」と女優としての意気込みを語った。
脚本は、小説家としても活躍する「劇団五反田団」の前田司郎。音楽はクラムボンのミトこと、micromicrorhoneが担当。「AKIBA」(06年)、「ニューハーフダンク」(05年)などを手掛けてきた小沼監督は、「30歳を超えて童貞らしい役者は山本さんしかいません。アメリカの童貞映画は明るい印象でしたが、日本の童貞には哀愁があります」としている。アルゴ・ピクチャーズ配給により2009年公開予定。
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