
TOHOシネマズ及び角川シネプレックスはそれぞれ、デジタルシネマの普及を目的に、NTT西日本、NTT東日本とNGN(次世代光ファイバーネットワーク)による映画配信、ODS配信における協業について20日に合意し、発表した。
TOHOシネマズは20日午後、東宝本社会議室で村上主税社長(写真左)、星野智彦常務(写真右)らが出席し記者会見を行った。TOHOシネマズは共同経営を含み現在60サイト・527スクリーンを持つが、今年秋までに47サイトの各2〜3スクリーンにデジタルシネマ(DC)機器を導入する。さらに12年春までに全スクリーン(一部共同経営劇場を除く)への導入を目指す。DCを導入したスクリーン全てが3D対応可能となる。デジタルコンテンツのデリバリー方式に関しては、NGNによる「PURE CINEMA」方式を推奨するものの、HDDなどの物理メディア、衛星配信の他全ての方式に対応するという。。「PURE CINEMA」とはNTT西日本の子会社、NTTスマートコネクトが行うデジタルコンテンツの配信サービス。
村上社長は「今年をデジタル化の初年度と位置づける。DC導入経費は付帯工事も含め1スクリーンにつき約1500万円。プロジェクターのメーカーは現状クリスティが多いが、NECやソニーも含めて吟味したい。X‐panDの3Dシステムを1器導入すれば、全てのDC導入スクリーンで移動させて使うことができる。3D作品の増加に合わせ、3Dへの対応も進めていく」と語った。
一方、角川シネプレックスは今後3年をメドに、全スクリーンのDCへの対応を「PURE CINEMA」の活用で行うと発表した。所有する15サイト・112スクリーン(シネコンは12サイト・106スクリーン)のうち、今年夏までにシネコン7サイト・19スクリーンにDCを導入(各3スクリーン、熊本は1スクリーン)。その後、12年春までに全スクリーンへの導入を目指す。こちらもDC導入スクリーン全てで3D対応が可能だ。