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特集/「第21回東京国際映画祭」
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アジアの風
「愛の十年」ティーチイン (in六本木ヒルズ 10/24)

 第21回東京国際映画祭、アジアの風部門作品「愛の十年」(香港作品)のティーチインが24日午後、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、プロデューサーのウィリアム・タム、監督のオーブリー・ラム、出演のスティーブン・チュン、エンジェル・ホーが登壇した。
 本作は、中国返還から10年を経た香港についての思い出を描いた10人の監督による9本の短編からなるアンソロジー。当初10本だった短編が9本に変更したことについてウィリアムPは、「この映画は中国国内の企業より出資してもらっているため、中国政府の検閲を通さなければならない。その過程で一本だけ編集する必要が出てきたため、時間の関係上やむなく9本にした」と説明した。

(全文は10月27日付【文化通信速報映画版】に掲載)


コンペティション部門
「ハムーンとダーリャ」記者会見 (in六本木ヒルズ 10/24)

 コンペティション部門「ハムーンとダーリャ」(イラン作品)の記者会見が24日午後、六本木ヒルズのムービーカフェで行われ、エブラヒム・フルゼシュ監督、出演のメラン・ゴルモハンマドザデが出席した。
 本作は、恋に落ちた男女の物語。結婚をするには、ひとりが危険な旅であらゆる障害を打ち倒さなければならない―。撮影時のエピソードとして監督は、「俳優がみんなダーリャ役の娘に恋してしまい、アクションシーンでは主演のメランをみんな本気で殴っていた。メランはそれを知っていたが、よく我慢して耐えてくれた」と弱冠17歳(撮影当時16歳)の主役を高く評価した。

(全文は10月27日付【文化通信速報映画版】に掲載)


クロージング・セレモニー (in渋谷Bunkamura 10/26)

 18日より9日間に渡って開催されていた「第21回東京国際映画祭」のクロージング・セレモニーが26日、渋谷Bunkamuraオーチャードホールで行われ、各賞の受賞が発表された。コンペティション部門・東京サクラグランプリは、ドイツ、スイス、カザフスタン、ロシア、ポーランドの合作「トルパン」が受賞した。

 会場には、六本木けやき坂をグリーンに染めたカーペットが渋谷に再登場。多数のファン、マスコミが見守る中、審査員委員長のジョン・ヴォイトら多数のゲストが歩いた。
 
(左より、審査員のセザール・シャローン、マイケル・グラスコフ、檀ふみ、ジョン・ヴォイト、杏〈グリーンアンバサダー〉、フォ・ジェンチー、高田宏治)

 続いてホール内でセレモニーが行われ、各賞の受賞を発表。コンペティション部門は、「トルパン」が東京サクラグランプリと最優秀監督賞をダブル受賞。表彰を受けたセルゲイ・ドヴォルツェヴォイ監督(写真右)は、「グランプリまで頂けるなんて非常に驚いた。『トルパン』とはチューリップの意味。映画にチューリップは出てこないが、映画の中の『花』である少女の名前であり、心の中の『花=夢』を表している。町から500キロも離れた、埃や風のひどい厳しい場所で撮影したが、苦労した甲斐があった」と喜びの言葉を語った。

 セレモニーの最後には、全受賞者とボランティアスタッフが登壇。依田巽チェアマンが閉幕の挨拶を行い、「第21回は本日で終了だが、明日から22回がスタートする。来年以降も映画を通して、地球環境を考えてグリーンカーペットを継続していきたい。今後はグリーンカーペットクラブを創設し、この映画祭をよりよくしていきたい」とし、「アクション!フォー・アース!」と締めくくった。
 
(全文は10月28日付【文化通信速報映画版】に掲載)


受賞結果一覧&受賞者

■コンペティション部門
東京サクラグランプリ 「トルパン」(監督:セルゲイ・ドヴォルツェヴォイ)
審査員特別賞 「アンナと過ごした4日間」(監督:イエジー・スコリモフスキ)
最優秀監督賞 セルゲイ・ドヴォルツェヴォイ監督(「トルパン」)
最優秀女優賞 フェリシテ・ウワシー(「がんばればいいこともある」)
最優秀男優賞 ヴァンサン・カッセル(「パブリック・エナミー・ナンバー1(Part1&2)」)
最優秀芸術貢献賞 「がんばればいいこともある」(監督:フランソワ・デュペイロン)
観客賞「ブタがいた教室」(監督:前田哲)

■TOYOTA Earth Grand Prix
グランプリ「フェデリコ親父とサクラの木」(監督:ホセ・アントニオ・キロス)
審査員賞「ブタがいた教室」(監督:前田哲)
特別賞「ミーアキャット」(監督:ジェームス・ハニーボーン)

■日本映画・ある視点部門
作品賞 「buy a suit」(監督:市川準)
特別賞 岸部一徳(「大阪ハムレット」)

■アジアの風部門
最優秀アジア映画賞「私のマーロンとブランド」(監督:フセイン・カラベイ)
アジア映画 スペシャルメンション
「陽もまた昇る」(監督:チアン・ウェン)
「生きていく日々」(監督:アン・ホイ)
「ムアラフ−改心」(監督:ヤスミン・アハマド)

■黒澤明賞
ニキータ・ミハルコフ(監督)
チェン・カイコー(監督)

受賞者一同
 
(前列左より、『buy a suit』の末永智也助監督、市川幸子さん、『トルパン』のサマル・エスリャーモヴァ、監督のセルゲイ・ドヴォルツェヴォイ、アスハット・クレンチレコフ、『私のマーロンとブランド』のフセイン・カラベイ監督、『がんばればいいこともある』ワールドセールス担当のバネッサ・サール、後列左より、『ブタがいた教室』の前田哲監督、『フェデリコ親父とサクラの木』のロリス・オメデスP、ホセ・アントニオ・キロス監督、『アンナと過ごした4日間』のイエジー・スコリモフスキ監督、脚本のエヴァ・ピアスコフスカ、『大阪ハムレット』の光石富士朗監督)

(2008/10/20)
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