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「パラノーマル~」中村ら完成披露

【FREE】「パラノーマル~」中村ら完成披露

2010年11月08日
パラノーマル第2章.jpg プレシディオ製作・配給「パラノーマル・アクティビティ 第2章/TOKYO NIGHT」(制作:パイプライン)の完成披露試写会が4日、東京・秋葉原のUDXシアターで行われ、上映前に長江俊和監督、主演の中村蒼、青山倫子が舞台挨拶を行った。(写真は、左より青山、中村、長江監督)

 同作品は、製作費135万円ながら全世界で興収180億円を稼ぎ出し社会現象化した米映画「パラノーマル・アクティビティ」の“日本版”の続編。舞台を米国から日本に、主人公2人の設定をカップルから姉弟に変更し、新たな恐怖を描き出す。“米国版”の続編(日本公開11年2月11日)はパラマウントが製作し、10月22日より全米で大ヒットを記録している。

 海外セールスも絶好調で、すでに欧米、アジアを中心に世界26ヶ国での配給が決定している。このうち13ヶ国は、セールス開始から48時間以内で成立。最終的には40~50ヶ国へのセールスが見込まれている。また、舞台挨拶に先立って実施された神田明神でのイベントでは、大ヒット祈願とともに、完成したばかりの本編映画プリントのお祓いも行われた。公開は11月20日よりシネマサンシャイン池袋他全国RS。

▼長江俊和監督 1作目を10回見て、何故こんなに怖いのか、編集、シナリオ、効果音などをプロの目で分析した。1作目の恐怖は緻密な計算のもと生み出されたものであり、続編でもそれを踏襲して、1作目を上回る恐怖を目指した。フェイクドキュメンタリーの中でも、個人がハンディカメラで撮り合うような手法は難しく、役者の演技がとても重要になる。今回は主演2人がリアルな演技を見せ、本当の姉弟のようで、完璧だった。

▼中村蒼 カメラを回しながら台詞を言うなど、やることが多くて大変だった。映像の大部分は僕が撮った。監督からの指示は、カメラの動かし方についてばかりで、役者ではなく、まるでカメラマンのようだった。監督から“台本通りじゃなくていい”と言われ、台詞はほぼ全部アドリブ。監督と青山さんと事前にゴールを決めて、そこまでの過程は自由に演じた。

▼青山倫子 交通事故で両脚を骨折したという設定なので、撮影中はずっとギプスをしていた。動きが制約され、フラストレーションも溜まったが、それが役作りに生きた。本作はとても怖い。私は台本を読んでいて、次の展開が分かっているのに、それでも怖い。お化け屋敷の感覚で見てほしい。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。