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「八日目の蝉」、成島監督ら舞台挨拶

【FREE】「八日目の蝉」、成島監督ら舞台挨拶

2011年04月20日
「八日目の蝉」、舞台挨拶 「八日目の蝉」、舞台挨拶

 松竹配給「八日目の蝉」(製作:日活、松竹、アミューズソフトエンタテインメント、博報堂DYメディアパートナーズ、ソニー・ミュージックエンタテインメント、Yahoo!JAPAN、読売新聞、中央公論新社/制作プロダクション:ジャンゴフィルム)の完成披露試写会が18日夜、丸の内ピカデリー2で行われ、成島出監督、出演の井上真央、永作博美、森口瑤子、主題歌を担当した中島美嘉が舞台挨拶を行った。

 同作品は、角田光代の同名小説(中公文庫)を映画化したヒューマンサスペンス。原作は、4月7日時点で130万部を突破。出演は他に小池栄子、田中哲司、渡邉このみ(子役)、市川実和子、余貴美子、平田満、風吹ジュン、劇団ひとり、田中泯。脚本は奥寺佐渡子、音楽は安川午朗。

 舞台挨拶では、中島美嘉が主題歌「Dear」を披露した。中島は昨年10月から活動を休止し、同楽曲が復帰作。着うたウィークリーランキング(3月30日~4月5日)で1位を獲得している。この日は活動休止後、一般客の前で歌う初めての機会となった。公開は4月29日(金・祝)全国RS。

▼成島出監督 決して簡単な映画ではなく、切なさ、哀しさがある。登場人物は特殊な状況にあるが、実は誰にでも共通するのではないかと思った。闇の向こうにある希望につながる映画にしようと、スタッフ・キャストに話したところ、みんな分かってくれた。僕は映画の力を信じている。誰にでもある “八日目の蝉” の部分に、この光が届いてほしい。

▼井上真央 悩みに悩んだ役で、思い入れが強い。純粋に作品そのものに惹かれたし、チャレンジしたい役でもあった。この映画を見て、一筋の光、希望、生命力を感じてもらえたら嬉しい。

▼永作博美 とても難しい役なので、緊張して撮影に入った。撮影で真央ちゃんと一緒になることはなかったが、実はこっそり現場を訪ねて、監督や真央ちゃんに内緒のまま撮影を見ていた。私もまだ役の中にいたので、 “あぁ、薫は大きくなったんだな” と思って、ちょっと涙が出てしまった。

▼森口瑤子 リハーサルで、4歳時の恵理菜(=薫)を演じた渡邉このみちゃんを相手に本気でやってしまったため、怖がられてしまい、本番で近くに寄ってもらうのが大変だった。

▼中島美嘉 この主題歌は、大きな愛をテーマにしているので、恋人、家族、どんなものにも当てはまる。ただ、映画の話が来てから作った曲なので、映画を見た後に聞いてもらうと、より良いと思う。

(※写真は、左より中島、森口、井上、永作、成島監督)

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。