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「マイウェイ」、オダギリらカンヌで製作発表

【FREE】「マイウェイ」、オダギリらカンヌで製作発表

2011年05月18日
 現在ヨーロッパで撮影中の東映=CJエンタテインメント・ジャパン共同配給「マイウェイ」(2012年新春全国公開)に出演のオダギリジョー(35歳)、チャン・ドンゴン(39歳)、ファン・ビンビン(29歳)とカン・ジェギュ監督(48歳)が15日、開催中の第64回カンヌ国際映画祭のLe Chateau du Cercleで製作発表会見を行った。

 作品は、第2次大戦下、朝鮮半島からノルマンディまで1万2000キロにわたって日本、ソ連、ドイツ3つの国の軍服を着て戦うことになった2人(オダギリジョー/チャン・ドンゴン)の数奇な運命を描く超大作。昨年10月に韓国でクランクイン、約6ヶ月間の韓国での撮影を終え、ロケ地をヨーロッパに移しての合間に、同映画祭のマーケットに出品することもあって今回の記者会見となった。当日は、登壇者の挨拶の他、世界初公開のフッテージとメイキング映像が披露された。

オダギリジョー(少年時代からジュンシクとマラソンのライバルだった日本軍の大尉 長谷川辰雄役) 毎日死にそうで、本当に苦しい毎日をここ7ヶ月ほど韓国で撮ってきました。後1ヶ月でラトビア撮影で全終了となるのですが、まだまだ死にそうが続くんだろうなと思っています。これだけ役者が苦しい目にあう作品もめずらしいと思うので、見ていただくのも心苦しいのですが、でもその分楽しんでいただけるところも多いと思うので、完成したら是非見ていただければと思います。

チャン・ドンゴン(日本軍に強制徴用され、戦場に行く事になったマラソン選手。キム・ジュンシク役) 映画は今85%ほど撮影が終わっていまして、映像を観て下さった方は感じられたと思いますが、スタッフも含めて本当に皆で一生懸命作りました。まだ撮影は終わっていませんが、公開を楽しみにしていただければと思います。そして、映画が完成するまで引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。

カン・ジェギュ監督(「シュリ」('99)「ブラザーフッド」('04)監督) この映画を、戦争をおこした敵、味方という立場で作ったとしたら、あまり心地いい映画にはならないでしょう。もちろん戦争が背景ですが、戦争の中にいる人間の姿を描いています。お互い憎み合っていたものたちが、戦争の極限の中で友情が芽生え理解し合う、そういった人間たちのドラマを描いています。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。