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角川「夜明けの街で」、岸谷五朗ら会見

【FREE】角川「夜明けの街で」、岸谷五朗ら会見

2011年08月12日
「夜明けの街で」会見、左より若松監督、深田、岸谷、木村 「夜明けの街で」会見、左より若松監督、深田、岸谷、木村

 角川映画製作・配給「夜明けの街で」(制作プロダクション:光和インターナショナル)完成報告会見が11日、東京の六本木アカデミーヒルズ49 ライブラリーカフェで行われ、若松節朗監督、キャストの岸谷五朗、深田恭子、木村多江が登壇した。

 本作は、ミステリー作家として知られる東野圭吾が初めて“恋愛”をテーマに執筆したことで話題を呼んだ同名ベストセラー小説(角川文庫)を、岸谷×深田というカップリングで映画化したもの。幸せな家庭と、会社での安定した地位に恵まれた主人公・渡部(岸谷)が、ミステリアスなヒロイン・秋葉(深田)と出会い、甘く残酷な不倫の恋に溺れてゆく。そして、驚愕の結末とは―。

 大作「沈まぬ太陽」(09年)の若松監督がメガホンを取り、夫への愛情がやがて困惑に変わりゆく渡部の妻を木村が演じた他、石黒賢、田中健、萬田久子、中村雅俊らが脇を固めている。脚本は「源氏物語 千年の謎」(12月公開)の川﨑いづみ。そして、エンディングは久保田利伸の「声にできない」(SMEレコーズ)。

 製作は椎名保/阿佐美弘恭。エグゼクティブプロデューサーは井上伸一郎。企画は池田宏之。プロデューサーは土川勉/鈴木光/岡田和則/坂本忠久。10月8日(土)より角川シネマ有楽町他にて全国ロードショー。

若松監督 原作を読んで、僕には荷が重いと思ったが、男の非日常、秘め事を描いて、自分もハラハラドキドしてみたいと思った。“日本一不倫の似合う男”=岸谷さんと、抱きしめたくなるような女性ということで深田さんをキャスティングした。地獄を見るかもしれないが、不倫はやはりしてみたいなど、いろんな立場から見られると思う。この映画を通じて、奥さんや彼女との愛をより深く育んで欲しい。

岸谷五朗 スタッフ・キャストみんなで一生懸命作った、非常に繊細な作品。不倫には怖さもあり、またそれが魅力だったりと、一つ一つの心の変化を辿って緻密に演じていった。不倫という重く難しいテーマだったので、撮影は毎日大変だった。

深田恭子 私にとってとても大きな挑戦だったので、新しい深田恭子を発見してもらえたらと思う。ただ、まだ結婚に夢を持ちたいので、結婚には悲しい結末しか生まれないのかと思うと凄く悲しい。不倫はこの映画の中だけで楽しんで下さい。

木村多江 サスペンス、ラブストーリー、ホームドラマと、自分だったらどの人だろうといろんな視点から見られる映画。恭子ちゃんの魅力には敵わないと思う。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。