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「指輪をはめたい」山田孝之ら会見

【FREE】「指輪をはめたい」山田孝之ら会見

2011年11月05日
「指輪をはめたい」会見、左より岩田監督、真木、山田、小西、池脇 「指輪をはめたい」会見、左より岩田監督、真木、山田、小西、池脇

 山田孝之主演、岩田ユキ監督・脚本によるラブコメディ映画「指輪をはめたい」(企画・製作:キノフィルムズ)の完成報告会見が3日、東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急で行われた。作品タイトルにちなんで、大安吉日に婚約会見が頻繁に行われる同ホテル桐の間で、山田をはじめ、共演の小西真奈美、真木よう子、池脇千鶴、そして岩田監督がそろった。

 本作は、記憶喪失男が恋のラビリンスをさまよう様をファンタジックに描く。恋人の記憶を失くしてしまった山田演じるサラリーマンの前に、小西、真木、池脇が演じるまるでタイプの違う3人の女性が恋人を名乗って現れる。果たして無事記憶を取り戻し、本命に婚約指輪を渡すことができるのか―(108分)。

 芥川賞作家・伊藤たかみの同名小説(文春文庫刊)が原作で、劇場長編デビュー作「檸檬のころ」(07年)で脚光を浴びた岩田監督が大胆に脚色。イラストレーターとしても活動する岩田監督ならでは、細部までこだわった美術や衣裳、またセンス抜群の映像表現で生み出されたレトロポップな世界観は、従来の“記憶喪失もの”のイメージを刷新。一方で、人間の滑稽さをやさしく包み込むリアルな感触もまた、しっかりと織り込まれた。

 ほか共演は、二階堂ふみ、山内健司(かまいたち)、佐藤貴広、マギー司郎、水森亜土ら。製作総指揮は木下直哉、プロデューサーは武部由実子と平林勉、音楽は加羽沢美濃、衣裳デザインは伊東佐智子、撮影は翁長周平、美術は井上心平、照明は柴田亮、録音は小宮元、企画協力は文芸春秋、特別協賛はSTAR JEWELRY。ギャガとキノフィルムズの共同配給で、11月19日(土)より新宿バルト9他で全国公開。

山田孝之 ラブストーリーだし、ファンタジックな要素もいっぱいあるのですが、だいたいの方が予想していたものと結構違うので、先入観にとらわれずに、是非男女で観に行ってください。

岩田監督 男と女の下世話なすったもんだがワルツに見える作品になっている一風変わった映画だと思います。そして、漫画チックな設定ですが、最後は誰しもが味わったことのある青春グラフィティー。楽しんでいただけると思います。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。