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「源氏物語~」“世界に誇れる”と生田

【FREE】「源氏物語~」“世界に誇れる”と生田

2011年11月11日
 世界に誇る日本古典文学の誕生秘話を描く、豪華絢爛の時代劇映画「源氏物語 千年の謎」(製作:角川映画+TBS+東宝+CBC+ジェイ・ストーム+MBS+RKB+毎日新聞社/制作プロダクション:光和インターナショナル)が、このほど完成。7日に披露試写会が東京国際フォーラムで行われ、主演の生田斗真は「世界に誇れる作品になった」とアピールした。東宝配給で12月10日(土)より全国公開される。

 「源氏物語」が書き下ろされてから千年。平安貴族の恋模様を赤裸々につづった物語は、今や日本が生んだ偉大なる恋愛小説として20以上の外国語に翻訳され、世界中で愛読されている。しかし、その作者・紫式部に言及した文献は極めて少ない。希代の天才女流作家は、なぜこのような作品を執筆したのか。本作では、千年の時を越えその謎に迫る。式部が創造した絶世の美少年・光源氏のラブストーリーに、式部自身の恋の物語を絡め、真相を解き明かしていく(136分)。

 壮大な歴史エンタテインメントに豪華キャストとスタッフが集結し、観客を平安時代にタイムスリップさせる。物語の主人公・源氏役の生田、すべての鍵を握る式部役の中谷美紀をはじめ、窪塚洋介、東山紀之、真木よう子、多部未華子、芦名星、蓮佛美沙子、室井滋、田中麗奈らが妖艶な平安貴族に扮した。また、「愛の流刑地」などの名匠・鶴橋康夫監督のメガホンのもと、美術、衣裳、音楽など細部までこだわり尽くされ、華麗な王朝世界が見事に再現された。

 7日の試写会では、生田ら主要キャスト7人と鶴橋監督が登壇。生田は雲を模した豪華特製黄金ゴンドラで天井から舞い降りて沸かせた。かつて源氏役を演じたことのある東山は「生田は女性を引きつけるフェロモンが強い気がします。彼しか今源氏はできないと思いますね」、中谷も「物語の中の美女たちがこの源氏だったら惚れてしまうというのがわかる」。来週には六本木ミッドタウンでイベントが行われる予定で、前売り券の販売も好調に推移している。

 (他スタッフ)製作総指揮:角川歴彦、製作:井上伸一郎/濱名一哉/市川南/羽雁彰/藤島ジュリーK./辰巳隆一/森越隆文/常田照雄、エグゼクティブプロデューサー:椎名保、プロデューサー:土川勉/鈴木光/岡田和則/坂本忠久、原作:髙山由紀子「源氏物語 千年の謎」(角川文庫)、脚本:川﨑いずみ/髙山由紀子、音楽:住友紀人、撮影:藤石修、美術:今村力、照明:磯野雅宏、録音:甲斐匡、編集:田中愼二、衣裳デザイン:宮本まさ江。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。