人気アイドルグループ、AKB48(全90名)が11日、東京・秋葉原のAKB48劇場で「東日本大震災復興支援特別公演~誰かのためにプロジェクト」を開催した。
昨年3月11日に発生した東日本大震災からちょうど1年のこの日、AKB48と一緒に復興支援活動に協力したいと願うファンたちのために同劇場の入場料を寄付にして開催されたもの。
姉妹グループの名古屋SKE48(全68名)、大阪NMB48(全67名)、福岡HKT48(全21名)のメンバーたちも各劇場で同復興支援イベントを同時開催。東京と中継を結び、東京ビッグサイトで握手会を行ったSDN48(全36名)も参加した。
AKB48はオープニングで「風は吹いている」(11年10月26日発売=キングレコード)を歌い、メンバーたちが被災地を訪問したときの様子を収録したスペシャル映像を流した後、震災発生時刻の午後2時46分から1分間、全メンバーと250人のファンたちが一斉に黙祷。その後、AKB48の復興支援「誰かのために」プロジェクト・テーマ曲「誰かのために‐What can I do for someone?‐」を、全国にいるメンバー全員で熱唱。リーダーの高橋みなみは「全員が被災地に足を運ぶことはできないかもしれませんが、ここから何かを発信して、被災地の皆さんに元気、そして笑顔を届けていきたい」などと語った。
公演終了後は、全メンバーがファン一人ひとりを握手で見送り、同日午後9時まで「募金箱」も一般来場者用に設置された。