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「旅立ち~」で松山千春が三浦祐太朗激励

【FREE】「旅立ち~」で松山千春が三浦祐太朗激励

2012年05月29日

 文化通信社が創立60周年を記念して行う舞台「スカルプDプレゼンツ 旅立ち~足寄より~」で松山千春役にチャレンジする三浦祐太朗に、フォークシンガーの松山千春が「思い出のギター」をプレゼントした。「これからは祐太朗の時代。お前のようなシンガーにもっともっと活躍してもらいたい」と、千春はギターに期待を寄せていた。

 千春の自伝的小説「足寄より」を舞台化した「旅立ち~足寄より~」で松山千春役を演じるのが三浦友和・百恵夫妻の長男・三浦祐太朗。公演は7月30日から8月3日まで東京・青山の草月ホールで9公演が予定されている。

 祐太朗は、08年にロックバンド“Peaky SALT”としてメジャーデビュー、シングル3作品とアルバム1作品を出したものの10年に活動を休止、その後はソロ活動を目指して活動を続けてきた。そういった中で射止めたチャンスが今回の舞台だった。祐太朗のソロ活動のスタートは文字通り「平成の松山千春」となった。そんな祐太朗に千春はシンガーとして期待を寄せた。

 千春の生みの親であり育ての親でもある北海道・STVラジオの竹田健二ディレクターは、デビューした千春にギターをプレゼントし、シンガーとして成功する夢を託した。あれから35年。今度は千春から祐太朗に受け継いだ格好だ。

○憧れのマーチンD28“舞台で使って欲しい…”と千春

 「デビューした当時、竹田さんから貰ったのはマーチンのD28だった。そう言った意味で、今回はその時と同じギターを祐太朗に渡したいと思った」と千春は言う。「これからは、祐太朗のような若いシンガーに頑張ってもらわないと…」と千春は、自らの後継者に祐太朗を指名した格好だ。

 千春からマーチンのD28を手渡された祐太朗は「このギターを持つのは憧れでした」と感激を露わにした。早速、手渡されたギターを抱えると、その姿を見た千春は思わず「やっぱりカッコいいよ。思った以上に様になっている。どこかブルース・スプリングスティーンにそっくりだ」と言い、さらに「祐太朗だったら日本のブルース・スプリングスティーンになれると思っている。とにかくアコギで歌えるカッコいいシンガーになって欲しい」と期待を寄せた。

 千春の言葉に祐太朗は「頑張ります」と言うのが精一杯だった。千春は「舞台では、どんな俺を演じてくれるのか楽しみ。祐太朗ならではの演技で俺を演じて欲しい。もちろん、その時は、このギターを使って欲しい」と固い握手をしていた。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。