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放送界、7月第1週(3日~9日)の動き

【FREE】放送界、7月第1週(3日~9日)の動き

2006年07月11日
 サッカーW杯ドイツ大会は、イタリアの通算4度目の優勝で幕となりファンも睡眠不足から解放。日本サッカー界を引っぱった中田英寿選手は自身のホームページで「サッカーを愛してやまぬ」という言葉を残して引退した。プロ野球はシーズンの折り返し時点で「巨人戦」の不振にフジテレビ系がナイター中継の対応に延長放送を取り止め、8月はCS放送を中心の編成へカジを切る大きな転換期を迎えた。北朝鮮がミサイルを連続発射で国内外が騒然、テレビ各局は朝ワイドですばやく対応しNHKは「朝ドラ」を休止するなど特番編成を行った。

〈3日〉
 首都圏ラジオの6月聴取率調査でTBSが丸5年、30期連続首位の記録を達成した。電通は創立105周年の式典で俣木社長が今年は2兆円企業グループ達成の記念の年である。同社はアサツーDKなど4社でブログ等のマーケ開発を目指す新会社「CGMマーケティング」を設立。世界初のハイビジョンVODサービス「オンデマンドTV ハイビジョン」の本格サービス開始。

〈4日〉
 テレ朝社長会見で通信放送改革にハード・ソフト分離につながる根が残っているとすれば注視が必要である。QR社長会見で新社屋メディアプラス移転に伴うキャンペーンのセールスが1億円超の展開になった。スカパーのドキュメンタリー4chが協力し「親子ドキュメンタリー教室」開催のイベントを8月開催。在京民放ラジオ5社の「東京5社ラジオ強化委員会」の3代目委員長にLF磯原社長が就任しラジオ活性化に全力を尽くす。RABJは第1回ラジオCM好感度調査で江崎グリコ/ポッキー製品が第1位、これから毎月発表する。

〈5日〉
 業協はスポットCM放送確認調査(05・10~06・3)の結果対象の114局のモニターに不一致はなかった。TBSラジオ会見で6月度聴取率首位に清水社長は丸5年間番組を支えてくれた全ての方のお陰。CTV徳光社長が懇親会で厳しい放送事業の環境下でデジタル化には更に100億近くの負担を強いられる。TBSは講談社と提携第2弾で雑誌とテレビが連動のショッピング番組を発表。電通はマスコミ功労者顕彰で青山YTV、磯崎TBS社長ら5氏。

〈6日〉
 NHK会長会見で4月新設の受信料特別対策センターが6月までに都内約80件の滞納世帯に支払を求める文書を送付した。WOWOW会見で代取会長に就任の元NHK理事・和崎信哉氏が何か面白いことを仕掛けていきたい。TBSラジオがオフ編成の説明会で19~21時に新企画「ポッドキャスティグ番長」等。

〈7日〉
 フジは7月予定の「巨人戦」で延長放送はしない対応のリリース。メーカーら6社が共通TVポータルサイトを提供する「テレビポータルサービス」を設立。三井物産はBSデジタルハイビジョン放送の委託放送事業社「WHC」を設立。クリック・TVがMXTVと連携し初のケータイ&地上波のハイブリッドTVを開始。YTVは千趣会とテレビショッピングなどを運営する合弁会社を設立。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。