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映連「2012年全国映画概況」発表、
アニメが興収に大きく貢献、ODSで公開本数増加

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映連「2012年全国映画概況」発表、
アニメが興収に大きく貢献、ODSで公開本数増加

2013年02月01日

 1月18日付の当欄でも触れたことだが、映連(一般社団法人 日本映画製作者連盟)が1月30日に「2012 年(平成24年)全国映画概況」を発表した。

 2012年年間の映画人口は2011年対比 107.2%増の1億 5515万 9000人、映画興行収入は 107.7%増の 1951億 9000万円だった。先の当欄でも予想した通りの数値となった。昨年暮れに公開された『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(最終興収 53億円/ティ・ジョイ=カラー配給)、『ONE PIECE FILM Z』(推定興収 68億円/東映配給)のアニメ2タイトルが昨年12月31日までに合わせて約90億円の興行収入を上げ、2011年並みという当初予想を大きく底上げしたのである。各ジャンルの数字を見てみたい。

 興行収入の内訳は、邦画=1281億 8100万円(前年比 128.8%)、洋画=670億 0900万円(82.1%)。2000年以降、邦洋の構成比はほぼ5対5で拮抗していたが、昨年は洋画が大きく落ち込み、邦画 65.7%:洋画 34.3%と史上初めて洋画が40%を大きく割った。昨年の洋画は興収100億円の大台作品がないだけではなく、トップが『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(53億8000万円/PPJ)、2位が『バイオハザードV リトリビューション』(38億1000万円/SPE)という非常に厳しい結果に終わった。

 公開本数は、983本(前年比 184本増)。このうち邦画が 554本(113本増)、洋画が 429本(71本増)と邦洋それぞれ公開本数が増えたが、その大きな要因は昨年からカウントされることになったODSと呼ばれる非映画コンテンツ作品が190本入ったことである。うち邦画 75本、洋画 23本で、スポーツやコンサートなど生中継ものはカウントされなかった。

 この他、公開本数が増加した要因として、映画の製作・配給におけるデジタル化がある。キャノンが1台100万円を切る映画用デジタルカメラを発表するなど、フィルムに比べて低予算で映画製作が可能となったことである。若手作家によるレイト上映作品が増えている。

 映倫(映画倫理委員会)の審査本数も昨年は邦洋累計で 613本(長編のみ)と一昨年対比 81本増となった。内訳は、邦画 311本(43本増)、洋画 302本(38本増)と公開本数と同様、それぞれ伸ばしており、2013年以降も公開本数・審査本数は増えていくだろうと関係者は見ている。

(取締役会長:指田 洋)

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