映画「おくりびと」の脚本で知られる放送作家の小山薫堂氏が、フランス人イラストレーターのセルジュ・ブロック氏とコラボレーションして絵本「いのちのかぞえかた」(発売中・千倉書房)を手がけた。
小山氏は、2006年にフランス発の絵本「待ってる」の日本語訳を手がけたことがきっかけで、同作のイラストを担当したブロック氏と出会った。「いのちのかぞえかた」は、コラボ最新作。文を小山氏、イラストをブロック氏が担当している。
どこにでもいる女の子が主人公。「1歳までに140リットルのよだれをたらす」から「一生で38万4000円分のブラジャーを買う」まで、あまり知られることない数字に命の大切さを重ねる。ブロック氏のイラストがパリの香りを誘う。
このほどブロック氏が来日し、小山氏とともに文化庁などを表敬訪問。東京日仏学院では講演会を行った。2人は「これからもコラボレーションを続けていきたい」と笑顔で話した。