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東映「バトル・ロワイアル3D」全米配給決定/ヨーロッパやアジア諸国に拡大するか、期待大

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東映「バトル・ロワイアル3D」全米配給決定/ヨーロッパやアジア諸国に拡大するか、期待大

2010年11月12日

【代表取締役社長:指田洋】:毎週金曜日更新

 11月3日から10日にかけて開催された第26回AFM(アメリカン・フィルム・マーケット)で、故深作欣二監督の遺作を3D化した東映製作「バトル・ロワイアル3D」の全米配給が決定した。

 「バトル~」のオリジナル版は、公開当時の2000年、全米では配給されなかったにもかかわらず、東映1作品の海外セールス史上最高額で販売された作品であり、今回の全米でのセールスは、全米での東映作品史上最高金額である。

 これまでの邦画の海外セールスランキングは、ナンバーワンが、黒澤明監督作品「八月の狂詩曲〈ラプソディー〉」で、当時の日本円で約8億円で売れている。黒澤ブランドにプラスして、人気絶頂だったリチャード・ギアが主演したことが、この金額につながった。次いで、北野武監督の「座頭市」もヨーロッパや北米を中心に約4億円で売れており、今回の「バトル~」は「座頭市」と同等の規模と言えよう。

 なお、2000年当時全米公開しなかった理由として、99年に起きたコロンバイン高校での銃乱射事件が「ナチュラル・ボーン・キラーズ」(’94)に影響を受けたとして、映画配給会社を被害者が訴えるという訴訟が起こっていたため、アメリカでのセールスを行わなかったもので、今回は全米をはじめとして、どこまで全世界配給が拡大していくのか、期待されている。



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