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『死んだ目』監督とアイドル2人が青春トーク

【FREE】『死んだ目』監督とアイドル2人が青春トーク

2015年03月18日
左より加納監督、荻野、山田 左より加納監督、荻野、山田

 東京のテアトル新宿で2月21日より独占レイトショー公開中の映画『死んだ目をした少年』の“青春映画トーク”イベントが15日上映後に開催された。特別ゲストに、アイドルグループ「夢みるアドレセンス」のメンバーとして活躍する荻野可鈴と山田朱莉、そして本作の加納隼監督が登壇した。

 加納監督は、荻野と山田を主演に、中学校を舞台に少女の初恋を描いた短編『BUBBLES』(未公開)を12年に撮りあげており、イベントでは久しぶりに再会を果たした3人が“青春”や“思春期”を切り口に映画について語り合った。『死んだ目~』は、独特のタッチとストーリー展開で根強いファンを持つ人気漫画家・古泉智浩氏の同名コミック(青林工藝舎刊)を、これからの活躍が期待される加納監督で実写映画化したもの。淡々と過ぎゆく毎日の中で、生きる意味を見出せないでいた思春期の少年の成長を描く新世代の青春エンタテインメント。

 トーク前に『BUBBLES』のダイジェスト映像が流され、加納監督は「2人とも大人になってしまってちょっと寂しい…」と当時を懐かしみ、「でも、今でも大ファンなので、昨年リリースした『ステルス部会25:00』は最高!」と彼女たちのパフォーマンスを絶賛した。一方、荻野は「3年前の監督は泣かせ上手だった。台本には“泣く”とは書いてなかったけど、いつの間にか泣かされてしまって」と3年前の撮影を振り返った。

 『死んだ目~』については「思春期真っ只中のお話で、『BUBBLES』とつながっている感じがした。私は自分から動いていくタイプなので、ヒロインの強美ちゃん寄りだと思う」、山田は「誰しもが経験したことがある、中学生あるあるが描かれていて、思春期感溢れる映画でした。(同級生役の)ブタちゃんの演技がツボでしたが、私は強美ちゃんにくっついているさやかタイプかな」とそれぞれ感想を述べた。

 荻野と山田が所属する5人のアイドルグループ「夢みるアドレセンス」は、3月18日にシングル「Bye Bye My Days」でメジャーデビューが決定しており、4月25日には中野サンプラザでワンマンライブ開催も決まっている。2人は未公開だった『BUBBLES』の正式一般公開と、新たにメンバー全員が出演する映画の実現を加納監督に懇願し、最後は“夢アド”の決めポーズで締め括って駆けつけたファンも喜ばせた。『死んだ目』は3月20日まで上映中。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。