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世界知的所有権の日に、『バードマン』上映

【FREE】世界知的所有権の日に、『バードマン』上映

2015年04月28日
左から味村氏、ハイランド氏、佐藤氏 左から味村氏、ハイランド氏、佐藤氏

 映画著作権などの保護に向けた活動を行っている日本国際映画著作権協会(JIMCA)は、24日にTOHOシネマズ新宿で『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』の上映会を実施した。

 上映会は、世界知的所有権機関「WIPO(ワイポ)」が定める26日の「世界知的所有権の日」に先立って行われたもの。JIMCAは、ハリウッドのメジャースタジオ6社が設立している米国映画協会(MPA)の日本法人にあたる。日本以外アジア13ヵ国でも、MPAのそれぞれにおける現地法人が世界知的所有権の日を記念して、上映会等が実施された。開催の目的は知的所有権のひとつの著作権が日常生活で果たす役割について考えるきっかけを作ること。当日は、集まった観客によって、同館のスクリーン4(202席)が満席となった。

 上映前には、報道陣やおよそ200人の観客に向けて、各社代表者がコメントした。進行役としてJIMCA代表取締役味村隆司氏、そしてゲストスピーカーとして、米国大使館臨時代理大使ジェイソン・P・ハイランド氏と、20世紀フォックス映画営業本部営業部長佐藤英之氏が登壇した。また、経済産業省通商政策局長鈴木英夫氏も出席した。

味村隆司氏 この上映会は毎年行っているもの。なによりも今年は17日に、オープンしたばかりのTOHOシネマズ新宿で開催できることが嬉しい。ワイポが制定した昨年のテーマは「映画 世界の情熱」だった。今年は「立ち上がれ、音楽の為に」。その為、今回は日本レコード協会様にもご後援を頂いている。

ハイランド氏 世界知的所有権の日は、クリエイティブ産業に貢献する人々の努力と才能を賞賛するのにふさわしい日。人々を魅了する作品は、制作活動に心血を注ぐ大勢のスタッフによって生み出される。今日は知的財産の盗用は被害者なき犯罪ではないという点を考えることが大切。アメリカは日本と協力し、知的財産の強化に取り組んでいる。本日上映する『バードマン』は、映画作りやブロードウェイの舞台制作に注ぎ込まれる汗、涙、数々の夢を描いた素晴らしい作品である。

佐藤英之氏 ご存知の通り、本作は、アカデミー賞で作品賞を含んだ4部門を制覇した。全世界では現時点で興収1億ドルを超えている。また日本でも10日より公開され、3億円近い数字を出している。我々が社内で試写会を行った当初は、ここまでの数字やまさかアカデミー賞の作品賞を受賞するとは思ってもいなかった。本作は全ての撮影がブロードウェイ、タイムズスクエア近辺で行われ、まるでワンカットの様に撮られている。映画は監督や俳優を始めとし、興行に携わる劇場スタッフまで様々な人たちが関わって初めて完成する。映画に携わるわれわれの想いは、「観客に楽しんで頂きたい」という精神に尽きる。映画を製作配給するものとして、これからも皆さまが気持ち良く映画を楽しんでいける社会が続けば嬉しい。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。