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『カプチーノは~』、特別試写会に三船美佳

【FREE】『カプチーノは~』、特別試写会に三船美佳

2015年09月10日
『カプチーノはお熱いうちに』特別試写会(右が三船美佳) 『カプチーノはお熱いうちに』特別試写会(右が三船美佳)

 『あしたのパスタはアルデンテ』のフェルザン・オズぺテク監督最新作『カプチーノはお熱いうちに』(配給:ザジフィルムズ)の特別試写会が8日夜に浜離宮朝日ホールで開催され、女優・タレントの三船美佳が登壇した。

 あるカップルとその友人、家族たちの13年間が描かれたヒューマンラブストーリー。同一のメインキャストが13年間を演じた力作。その時の流れを体現すべく一カ月撮影を中断して、乳がんと闘うヒロインのエレナを演じたカシア・スムトゥニアクは8キロ減量、夫役のフランチェスコ・アルカは反対に13キロ増量して、腹の突き出た中年男体型を作り上げたという。

 イベントの共催には乳がん啓発活動を行う「ピンクリボンフェスティバル」が名を連ねた。恋も仕事も手に入れてきたエレナが遭遇する乱気流になぞらえ、三船が「人生の乱気流を乗り越える術」を語った。三船は「ほんわかした恋愛映画かと思いきや、深い人間ドラマが描かれていた。愛する人を守るために自分自身の健康にも責任を持つことの大切さを学んだ。仕事が忙しいからという理由で、乳がん検診に行ってなかった自分が恥ずかしくも感じた」とコメントし、「乱気流に出くわした時こそ、周囲の支えや、今まで当たり前にいてくれた人たちに改めて感謝できるタイミング。本作で描かれたこと、乳がんと闘うエレナやまっすぐ現実と向き合う姿勢を目の当たりにすると、自分の悩みの小ささに気付き勇気をもらえた」と続けた。

 司会から、「映画を観た後に、タイトルをどう感じたか」と尋ねられると、「命があるうちということが『お熱いうちに』だと思う。生きているうちにいかに愛する人と繋がり、支え合うかを実感した」と作品の魅力を語り尽くした。9月19日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。