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『カプチーノ~』トークイベに辛酸なめこら

【FREE】『カプチーノ~』トークイベに辛酸なめこら

2015年09月18日
『カプチーノはお熱いうちに』左から辛酸、よしひろの2氏 『カプチーノはお熱いうちに』左から辛酸、よしひろの2氏

 ザジフィルムズ配給のイタリア映画『カプチーノはお熱いうちに』の30歳以上限定試写会が15日夜に渋谷・映画美学校試写室で開催され、上映後のトークイベントに漫画家・コラムニストの辛酸なめこ、オネエ系映画ライターのよしひろまさみちの2氏が登壇した。
舞台は南イタリアの街・レッチェ。情熱的な恋に落ち、時にはすれ違いながらも共に過ごしてきたヒロインのエレナ(カシア・スムトゥニアク)と夫のアントニオ(フランチェスコ・アルカ)。13年間の夫婦愛の機微を描いた大人の恋愛物語。監督は『あしたのパスタはアルデンテ』のフェルザン・オズペテク。オズペテク監督は13年間の年月を描く上で、メインキャスは同一人物を起用したという。

 辛酸は、「闘病ものなのに、悲壮感がない。観終わった後にポジティブな心持になれるのが不思議」と語ると、イタリア人の友人も多いというよしひろは、「イタリア人で陰険な人って見たことない。エンジョイしていると、同時に暗いことを考えないもの。(本作では)沖縄の人みたいに、『なんくるないさ~』といってポジティブに生きていく姿が美しく描かれている」と賛同。さらによしひろは「時間軸が不思議な映画。(オズペテク監督が)イタリアのペドロ・アルモドバルと言われるゆえんを見た。突拍子もないことを入れ込んでくるばかりか、それが作風にもなっている」と解説した。9月19日よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開される。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。