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『Maiko』記者会見に西野麻衣子ら登場

【FREE】『Maiko』記者会見に西野麻衣子ら登場

2015年12月01日
『Maiko ふたたびの白鳥』出演の西野麻衣子 『Maiko ふたたびの白鳥』出演の西野麻衣子

 ハピネット+ミモザフィルムズ配給のドキュメンタリー映画『Maiko ふたたびの白鳥』の特別記者会見が11月30日に港区のノルウェー王国大使館で実施され、出演の西野麻衣子、彼女の母である西野衣津栄が登壇した。

 監督はオセ・スベンハイム・ドリブネス。15歳で日本を離れ、名門ロイヤルバレエスクールに留学後、東洋人として初めてノルウェー国立バレエ団のプリンシパルとなった西野麻衣子。作品では彼女が妊娠、出産を経て再び「白鳥の湖」の主役に復帰することができるのかについて迫る。

 日本とノルウェーとでは、働く女性への支援の在り様が異なる。2014年よりノルウェーでは、ある条件下で両親併せて3年間の育児休暇の取得が可能となった。劇中で西野麻衣子の夫ニコライは妊娠した彼女に対して、「僕が育児休暇をとるよ。頑張ろう」と背中を押す。西野麻衣子は「子供が出来たからこそ、バレリーナとして成長したいと思った。今は、身体のメンテナンス等が大変だが、以前に増して充実感に満ちている。日本公開は本当に嬉しいが、日本の観客がどういう風に私を受け止めて下さるか不安でもある。だがやはり、今までお世話になった人たちへの素晴らしいギフトになったと思う」とコメントした。

 母衣津栄は司会から「15歳の麻衣子さんを単身で海外に送る時、大きな決断をされたのでは」と問われると「麻衣子が小学生の時に主役を踊った。バレエを踊るために産まれてきた子だと感じた。その頃から『外国で踊れるバレリーナになりたい』と言っていた。私は彼女のことをとても信頼していたので、寂しさを持ってというよりも、むしろ使命感を持って外国に送った」と振り返った。2016年2月中旬よりヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMA他全国順次公開される。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。