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ゴーゴーV『校庭~』完成披露に沢口靖子ら

【FREE】ゴーゴーV『校庭~』完成披露に沢口靖子ら

2016年08月04日
後列左から沢口、金田監督、前列に岩崎 後列左から沢口、金田監督、前列に岩崎

 ゴーゴービジュアル企画が製作・配給する映画『校庭に東風吹いて』の完成披露有料試写会が3日、中央区の銀座ブロッサム中央会館で開催され、監督の金田敬、出演の沢口靖子、岩崎未来、仁科貴、嶋尾康史、本間淳志、柊子、原作者の柴垣文子、脚本の長津晴子、桂壮三郎プロデューサーの10氏が登壇した。

 同作は、家庭などでは話すことができるが特定の場面・状況では全く話すことができなくなる“場面緘黙症”の、心の悲しみを抱えた少女(岩崎)を始めとした子供たちの困難に寄り添い、共に生き、愛情を貫いた教師(沢口)の感動物語。今春から大阪、京都で撮影され、3日に初披露された。

 当日の試写会は、およそ500人の観客が駆け付けたうえ、上映後には大きな拍手が響きわたる盛況ぶりだった。さらに、ゲストが登壇し、金田監督が「いかがだったでしょう」と訊ねると、さらに大きな拍手が起こり、満足度の高さが窺えた。9年ぶりの映画出演を果した沢口が、「いつもは事件や犯人を追う役が多く、険しい顔が多い」と話すと、観客席からは笑い声が。続けて、「ですが、今作では大勢の子供たちに囲まれ、自然と暖かな気持ちで現場に居ることができた。シリアスな内容でもあるが、愛情のこもった作品になっている」とコメントした。原作者の柴垣は、「暗い世の中だが、今を生きている人の必死さ、ひたむきさが込められていると感じた。監督らスタッフには、原作小説を育てて頂いたので、感謝している」と映画化の感想を話した。

 最後に、桂プロデューサーは、「今回、製作支援のため、多くの方々のご協力を受けたことをこの場で御礼申し上げたい。また、多くの方々に観て頂きたいので、劇場のみではなく、様々な地域の方々に向けて(自主上映の形で)上映運動を行っていく。どうぞ宜しくお願いします」と語った。

 9月3日よりイオンシネマ高の原、9月10日より京都みなみ会館で先行ロードショー。9月17日よりポレポレ東中野ほか全国順次公開。配給はゴーゴービジュアル企画、映画『校庭に東風吹いて』配給委員会。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。