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愛媛・新居浜市市制80周年映画製作発表会見

【FREE】愛媛・新居浜市市制80周年映画製作発表会見

2018年02月07日
左からみきゃん、水樹、相楽、佐野、大森監督、石川市長 左からみきゃん、水樹、相楽、佐野、大森監督、石川市長

 愛媛県・新居浜市市制80周年記念映画『ふたつの昨日と僕の未来』の製作発表記者会見が6日、永田町の都道府県会館で開かれた。新居浜市の完全協力のもと、全編同市オールロケで2月中旬から撮影スタート。制作・配給はキャンターが行い、今秋以降の公開を目指している。

 当日は主演の佐野岳、ヒロインの相楽樹、主題歌を担当する同市出身で観光大使の水樹奈々、オリジナル脚本でメガホンをとった愛媛県出身の大森研一監督(『海すずめ』『瀬戸内海賊物語』『ポプラの秋』)が登壇した。

 会見で大森監督は映画の内容について、「佐野君演じる海斗はオリンピック候補のマラソン選手だったが、ケガを理由に挫折し、市役所で働いている。ある日、新居浜にある別子銅山の坑道に迷い込む。そこで彼は、別の世界を生きるもう一人の自分を見つける」と説明。そんな不思議な体験をした海斗に、経験していないはずのオリンピック出場の記憶、恋人・真里乃(相楽)との順調な交際の思い出が駆け巡るというシナリオだ。キャストの2人は、「僕にもサッカーを挫折した経験がある。もう一つの世界に行きたいと思う気持ちがとても分かる。役に真摯に向き合いたい」(佐野)、「真里乃は、海斗のダメなところを知りつつ、背中を押す役どころ。新居浜には神秘的なところがあるらしい。撮影が楽しみ」(相楽)と気合十分だ。

 そんな彼らに対して主題歌の水樹は、「方言、アクセントが独特で、難しいところがあると思うがハートフルに演じてほしい」とエールを贈り、大森監督に対しては「私は新居浜に住んでいたからこそ、色んな魅力を知っていて、映画化のお話を聞いて、どこをどのようにフィーチャーされるのだろうと不思議に思っていた。シナリオを読んだ時、すーっと入ってきて、監督すごすぎる。是非、全国の人たちに観てほしい」と語った。

 新居浜市の街は、四国山地と瀬戸内海の山・海両方に囲まれ、自然豊か。秋には四国三大祭のひとつ、「新居浜太鼓祭り」が行われる。同作は、そうした新居浜市の風景・文化を背景に描かれるヒューマンファンタジー映画だ。なお、この会見には、新居浜市の石川勝行市長、愛媛県のイメージアップキャラクター「みきゃん」も登壇した。製作委員会は、ウサギマル、キングレコード、キャンター、ハートネットワーク。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。