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『東京物語』、カンヌクラシック部門で上映

【FREE】『東京物語』、カンヌクラシック部門で上映

2018年05月16日
 松竹メディア事業部配給『東京物語 4Kデジタル修復版』(監督小津安二郎/53年)が、第71回カンヌ国際映画祭クラシック部門で10日ワールドプレミア上映された。上映前に、高橋敏弘松竹取締役映像副本部長、クラシックス担当のフランソワ・デュシュソワー氏が登壇、舞台挨拶をした。

▽高橋敏弘松竹取締役 カンヌクラシックスに松竹作品を選んでいただき大変光栄です。2020年に歌舞伎で創業した松竹が映画に取り組んで100周年を迎えますが、『東京物語』は松竹映画を文字通り代表する作品です。小津安二郎監督54作品のうち、残念ながら現存するのは37本と言われ、本作は46作目。小津監督、厚田雄春キャメラマンを始めとするメインスタッフと、戦後大船撮影所に入った若いスタッフが情熱を注いだ、松竹モノクロ映画の頂点と言ってよいでしょう。松竹を代表して、日本映画に造詣の深いディレクターのティエリー・フレモーさん、クラシックス担当のデュシュソワーさんに感謝いたします。

▽クラシックス担当のデュシュソワー氏 この部門では毎年、世界各国の修復作品が上映されていますが、日本と特別な関係を築いています。特に松竹とは長いパートナーシップ、特別な関係。今回は『東京物語』という素晴らしい作品を上映し、この素晴らしい作品を映画ファンに再発見してもらいたいです。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。