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震災から1年…みやさと奏5月デビュー決定

【FREE】震災から1年…みやさと奏5月デビュー決定

2012年03月10日
みやさと奏 みやさと奏

 徳間ジャパンコミュニケーションズは9日、東京・八重洲のライブレストラン「ヒットスタジオ」で、岩手・宮古市出身の新人演歌歌手、みやさと奏(かな)のデビュー発表会を開催。みやさとは「もうすぐ震災から1年が経ちますが、地元・宮古をはじめ東北の皆さんが応援して下さっているので、これから一生懸命頑張っていきたいと思います!」と力強く挨拶した。

 みやさと奏は、1992年10月1日生まれ、岩手県宮古市出身。現在19歳。アップフロントエージェンシー所属。中学1年から3年までの3年間、地元の歌謡教室で発声練習のみの基礎練習を積む。高校1年から歌い始め、地元のカラオケ大会などに出場。「2010年日本カラオケスタジオ大賞」グランプリをはじめ数々の受賞歴を誇り、作曲家・叶弦大氏に見出され、今年5月2日にシングル「風港」でメジャーデビューする。

 デビュー曲「風港」は、三陸海岸を舞台に幸せを探していこうと唄う歌謡演歌。作詞:水木れいじ、作曲:叶弦大、編曲:若草恵。

 同曲について、みやさとは「地元を舞台にした歌なので東北の皆さんに聞いてもらいたいですし、全国の皆さんにも岩手の良さをアピールしていければ」と抱負。応援に駆け付けた作詞の水木氏は、震災後に書いたという、詞に込めた思いを語り「東北の方だけではなく日本中の人が『生きる』ということの大切さを、彼女の歌を聴いて意識の中にしっかりと刻んで欲しい」。また、作曲の叶氏は「震災後、1ヵ月ほど(みやさとと)連絡が取れなくてダメかなと思ったが本当に良かった。彼女はここまでがんばってきた。よろしくお願いします」と挨拶した。

 発表会で、みやさとはデビューシングルの表題曲「風港」、カップリング曲「約束します」、「千年の古都」(都はるみ)、「飢餓海峡」(石川さゆり)の4曲を力いっぱい熱唱し、集まった多数の関係者に歌唱力の高さを印象付けた。

 最後に、徳間ジャパンの白石博勢執行役員が挨拶し「みやさと奏は、徳間とアップフロントがタッグを組んで今年イチ押しでプッシュする新人です。デビューが同じ月の東京スカイツリーのような、後世に伝え継がれる実力派歌手に育てていきたい」と抱負を語った。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。