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石原プロ『黒部の太陽』ついにパッケージ化

【FREE】石原プロ『黒部の太陽』ついにパッケージ化

2013年01月18日
『黒部の太陽』、ついにDVD&ブルーレイ化決定 『黒部の太陽』、ついにDVD&ブルーレイ化決定

 石原プロモーションとポニーキャニオンは、石原プロ設立50周年を記念し、これまで一切パッケージソフト化されていなかった石原裕次郎主演映画『黒部の太陽』をついにブルーレイ&DVD化すると発表した。

 石原プロ製作で同じく初パッケージ化の『栄光への5000キロ』、『富士山頂』、『ある兵士の賭け』、『甦える大地』とセットにし、「裕次郎 夢の箱‐ドリームボックス‐」と銘打ち、3月20日(水)にリリースする。DVD版は税込2万3100円、ブルーレイ版は税込2万7825円の価格付け。発売元はポニーキャニオン、製作著作は石原プロ。単品発売も行う予定だ。

 パッケージ化にあたり、長年に亘って保管されてきたネガフィルムのテレシネ作業を実施。全5作品の撮影担当である金宇満司氏監修の下、原版フィルムの汚れ・ノイズの除去に加え、微妙なコントラストの調整を施し、ハイビジョンマスターを製作した。音声も同様に、音ネガフィルムからデジタル化し、再整音を行った。

 17日にはポニーキャニオン本社で会見が開かれ、石原プロ会長の石原まき子さん、ポニーキャニオンの桐畑敏春社長、俳優の渡哲也が出席。はじめに桐畑社長が「1年前、渡哲也さん、舘ひろしさんと石原プロのドラマ(「西部警察」ほか)のDVD化を発表し、大変好評を頂き、12月19日に1年間のリリース計画を無事終えることができた。そして昨年に続いて、今度は『黒部の太陽』など5作品をリリースさせて頂くことになった。裕次郎さんの映画への情熱に応えるべく、ポニーキャニオンも熱意を持って取り組んで参りたい」とコメント。続いて石原会長が「裕次郎ファンの方から大変(DVD化の)ご要望が多く、会社設立50周年を迎えて何か記念になるものをと思い、DVD化を決めた。全国の皆さんに手みじかにこれらの映画をご覧頂きたい」と話した。また、渡は「『富士山頂』の撮影では、みんなが高山病にかかっていたにも関わらず、裕次郎さんだけ酒を飲んでいた」と思い出のエピソードを語り、会場の笑いを誘っていた。

 これまでパッケージ化されていなかったのは、「映画館の大きなスクリーンで観てもらいたい」という裕次郎の強い意向に沿ったものであることは有名な話。この点について報道陣から質問が出たが、石原会長は「裕次郎さんの時代のテレビは小さかったが、今は大きな画面で観ることができる。4分の1世紀が経ち、当時とは(状況も)異なっているので、何か皆さんのお役に立てるのなら、裕次郎さんのもとに行っても『よくやった!』と褒めてくれると思う」と話した。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。