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小野由紀子50周年、約400人がお祝い

【FREE】小野由紀子50周年、約400人がお祝い

2013年05月23日
演歌歌手・小野由紀子 歌手生活50周年 演歌歌手・小野由紀子 歌手生活50周年

 「函館ブルース」や「他人船」などのヒットで知られるベテラン演歌歌手・小野由紀子が、22日にビクターエンタテインメントからデビュー50周年記念シングル「覚悟をきめて」(詞・円理子、曲・弦哲也)を発売するのを記念して21日、東京・水天宮のロイヤルパークホテルで新曲お披露目歌唱イベントを開いた。

 表題曲「覚悟をきめて」は、小野自ら作詞した人生の応援歌。カップリング曲「あやめ旅鴉(たびがらす)」も自ら作詞(作曲は弦哲也)したセリフ入りの股旅演歌。「『覚悟をきめて』は、男女を問わず、ご自分の人生を重ねて元気に歌ってください。『あやめ旅鴉』は、ご自分が主人公になったつもりで歌ってください。2曲とも、歌う人も聴く人も心がポロリとする歌に仕上がっています」。

 そんな50周年記念曲のお披露目にファンや音楽関係者ら約400人が応援に駆けつけ、芸能界からは三沢あけみやピーターらが顔を見せる中、落語家・三遊亭圓歌の乾杯で幕を開け、所属レコード会社・ビクターエンタテインメントの斉藤正明社長が「ビクターとしても今回の新曲を全社あげて応援していきます」と挨拶。小野は50周年に感謝を込めながら新曲の「覚悟をきめて」と「あやめ旅鴉」を披露した。

 50周年を迎え「今日は、50年間応援してくださった皆さんに『ありがとうございました』とお礼を言いたくてこのような席を設けさせていただきました。あと何年歌えるかわかりませんが、今度の50周年記念曲は、これが最後のレコーディングだという気持ちで歌わせていただきました」とこれまで以上の意欲作になっている。

 昨年6月には日本作詩家協会の理事に指名された。「私のような者に理事になってくれと言われたときはびっくりしましたが、『パラダイス東京』や『雨のタンゴ』などがカラオケファンの皆さんにたくさん歌っていただいているそうで、日本語のいい歌を残すために協力してくださいと言われたので、それならとお引き受けしました。『円理子』というペンネームで『生きる』をテーマに、いろんな生き方を詞に託して歌わせていただいています。人の真似ではなく、小野由紀子らしい歌をということで作り始め、その『生きる』というテーマの中には、愛がある、夢がある、明日があるという3つが入っています」。

 歌と踊りの「花ゆき会」も主宰し、踊りの普及にも努めている。「デビュー当時は全然ヒットしなかったので、お客さまに喜んでいただこうと踊りや三味線を始めたのがきっかけですが、いまはそれがいい歌を歌うための栄養になっています」。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。