今年デビュー11年目を迎えた千葉・旭市出身の演歌歌手・椎名佐千子が新曲「あなたのせいよ」(10月30日発売=キングレコード)の発売記念と故郷への恩返しを込めたコンサートを4日、地元・旭市にある千葉県旭東総文化会館で開催した。
会場には、椎名の成長した姿を一目見ようと地元のファンなど約1000人が詰めかけ満席。コンサートは3部構成で、1部はシングルメドレー、2部は劇団「浅草21世紀」とのコントショー、3部はカバー曲を中心としたステージ。1部はデビュー曲「御意見無用の人生だ」で幕を開け「泣きむし海峡」「終着ノサップ」「雪舞い港」「霜降り岬」「哀しみ桟橋」など歌唱。2部では2回目の共演となる劇団「浅草21世紀」とのコントショーでお婆ちゃん役を好演。3部ではカバーアルバム「椎名佐千子が贈る 昭和歌謡名曲カバー集」(8月21日発売=同)から「東京ブルース」「酒場にて」「女の意地」、そして新曲「あなたのせいよ」など全20曲を熱唱した。
椎名は「デビューの頃からひたすら、がむしゃらに突っ走ってきました。途中、人間関係に悩み、歌が思うように歌えなくなった時期もありますが、今は本当に歌うことが楽しいですし、これからは演歌・歌謡曲の魅力を新しい世代の方たちにも伝えていきたい」と話していた。