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インドネシアとの合作、北村一輝ら記者会見

【FREE】インドネシアとの合作、北村一輝ら記者会見

2013年12月21日
インドネシアとの合作『キラーズ』会見に北村一輝ら出席 インドネシアとの合作『キラーズ』会見に北村一輝ら出席

 日本とインドネシア初の合作映画『KILLERS/キラーズ』(製作:日活+ゲリラメラフィルムズ/協力:ポイント・セット)のサンダンス映画祭2014正式出品と緊急公開決定を受けて、「キラーズ・ロッポンギ・セッション」と題し、世界初解禁となるフッテージ上映付の来日記者会見が20日(金)、東京・西麻布のスーパー・デラックスで行われ、キャストの北村一輝、高梨臨、監督のモー・ブラザーズ(ティモ・ジャヤント、キモ・スタンボエル)が登壇した。

 本作の製作総指揮は、壮絶なアクションで世界を興奮させた『ザ・レイド』の監督ギャレス・エヴァンス。監督をそのギャレスが最も信頼を寄せるモー・ブラザーズが務めた。日本からは、『冷たい熱帯魚』『凶悪』を手掛けた千葉善紀らプロデューサー陣が参加し、『ザ・レイド』の製作チームも加わって国境を超えた刺激的なコラボレーションが実現した、新たな劇毒エンターテインメント。脚本はティモ・ジャヤントと牛山拓二。

 主演は、その強烈な個性と演技により国内外で高く評価される北村一輝。サディスティックな残忍さと独自の美意識を貫くサイコキラー・野村を、妖艶な魅力を漂わせ説得力十分に演じ切る。もう一人の主演に、北村と共に『ザ・レイド2』への出演が決まっているインドネシアを代表する俳優オカ・アンタラ。さらに、アッバス・キアロスタミ監督の『ライク・サムワン・イン・ラブ』で主演を務めた国際派女優・高梨臨が物語に華を添える他、黒川芽以、でんでんらが意外な役所で脇を固めている。来年2月1日(土)よりテアトル新宿他にて全国公開。配給は日活。

北村一輝
 野村という役に全く感情移入できなかったので、撮影前に監督にどういう人間なのか、なぜ、この映画を作るのか聞いた。するとティモは、野村は「神」のような存在だと。そして、ハリウッド映画のように莫大な製作費をかけられない中で、アジアの映画人として持っている技術を見せることが出来るこのジャンルを選び、こんな映画が作れることを世界に示したかったと聞いて、共感した。彼らは明確なビジョンを持っていて、撮影のスピードも速く、非常に新鮮な現場だった。

▼高梨臨
 撮影は混乱もなくやり易かった。バイオレンス映画は嫌いではない。

ティモ・ジャヤント監督
 バイオレンスが人生においてどんな影響を与えるのかを考えるキッカケになって欲しい。日本での撮影は素晴らしい体験で、北村さんの役へのアプローチから多くのことを学ぶことが出来た。

ギャレス・エヴァンス(ビデオメッセージ)
 日本で撮影したシーンのクオリティが高くて驚いた。合作は大変だったが、期待に添える作品に仕上がったと思う。

(写真は、左よりキモ・スタンボエル、ティモ・ジャヤント、北村一輝、高梨臨)

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。