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手塚治虫原拠『トイレのピエタ』、初夏公開

【FREE】手塚治虫原拠『トイレのピエタ』、初夏公開

2014年11月07日
 手塚治虫の病床日記にインスパイアされた新鋭・松永大司監督が完全オリジナルストーリーで脚本化した映画『トイレのピエタ』(配給:松竹メディア事業部)は、2015年初夏公開が決まった。

 手塚の作品には、常に「生命の尊さ」が命題として根底に流れる。そのテーマに、同作は真正面から挑む。手塚が1989年1月15日に記した日記には「今日素晴らしいアイデアを思いついた!トイレのピエタというのはどうだろう。癌の宣告を受けた患者が、何一つやれないままに死んでいくのはばかげていると、入院室のトイレに天井画を描きだすのだ…(中略)浄化と昇天。これがこの死にかけた人間の、世界への挑戦だったのだ!」と書かれている。

 松永監督は、ドキュメンタリー『ピュ~ぴる』で国内外から高く評価された。主演は、ロックバンド・RADWIMPSの野田洋次郎。製作は、『ノルウェイの森』の小川真司、『ヘルタースケルター』の甘木モリオ両プロデューサーがタッグを組む。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。