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『イントゥ・ザ・ウッズ』ストリープら会見

【FREE】『イントゥ・ザ・ウッズ』ストリープら会見

2015年03月06日
メリル・ストリープ(左)とリラ・クロフォード メリル・ストリープ(左)とリラ・クロフォード

 ディズニー配給『イントゥ・ザ・ウッズ』出演のメリル・ストリープ、リラ・クロフォードの来日記者会見が5日、東京・赤坂のザ・リッツ・カールトン東京で行われた。

 シンデレラ、ラプンツェル、赤ずきんなど、願いを叶えたはずの“おとぎ話の主人公”たちに待ち受けていた驚くべき運命を描くミュージカルを映画化した同作。その劇中でストリープは魔女役に挑戦した。これまでは魔女役のオファーを断ってきたというストリープだが「今までは若くていい人過ぎたの。でも、今は年をとったし、意地悪になったから引き受けたわ(笑)」と会見冒頭から会場の笑いを誘った。一方、赤ずきんを演じたクロフォードはこれが映画初出演。舞台で力をつけてきた若手のホープにとっても、ストリープらベテラン勢に囲まれる緊張の撮影現場だったが、「ロブ・マーシャル監督が私と同じ演劇界出身なので、撮影現場との違いに私が戸惑っていることを踏まえながら接してくれたの。普通はやらないリハーサルの場も設けてくれて助かったわ」と監督の計らいに感謝の言葉を述べた。

 共演者にはジョニー・デップの名も。幼い頃から憧れの俳優には真っ先にデップを挙げていたというクロフォードが「一緒に仕事ができるなんて信じられなかった。彼は現場で次々とアイデアを出すの。劇中で、ジャケットを開くとキャンディが中に入っている場面も彼のアイデアよ」と話すと、ストリープも「彼は多才。どんな歌声も出せるし、(ミュージカルのシーンでは)狼のうなり声やジャズまで混ぜ込んで歌っていて、感動的で面白いの」と褒め称えた。

 また、撮影現場でのユニークなエピソードをクロフォードが披露。「ウインドマシンで風を起こすと、メリルの指に付いているネイルが飛ばされてしまったの。それをそうそうたるベテラン俳優陣が床に這いつくばって探している姿が面白かったわ」「私の上に葉っぱを入れたバケツが落ちてくるアクシデントがあったんだけど、オオカミ姿のジョニーが長い爪で私の髪についた葉っぱを1枚ずつとってくれたの。これは忘れられないわ(笑)」と憧れの俳優たちとの撮影を満面の笑みで振り返った。

 最後に、クロフォードが「ジョニーの作品を見てきたので、ティム・バートン監督のファンにもなったの。いつか彼の映画にも出演したい」と今後の夢を語ると、ストリープは「『(一緒に仕事を)したい』と言い続けていれば、聞いてくれると思うわ。彼がバカでなければ(笑)電話をくれるはずよ」とユーモアを交えながらアドバイスをおくった。日本では3月14日公開。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。