グアパ・グアポ「アメイジング～」、“雰囲気を大切にした”と窪塚俊介

　グアパ・グアポ配給「アメイジング　グレイス～儚き男たちへの詩～」の初日舞台挨拶が13日（土）、東京のシネマート六本木で行われ、主演の窪塚俊介をはじめ、宮田大三、美保純、川野浩司監督が登壇、共演の神田沙也加がＭＣを務めた。
※写真は右より、川野、美保、神田、窪塚、宮田。

　2009年12月の撮影から、実に2年半を経て、劇場公開を迎え、久しぶりに共演者、スタッフと再会した登壇者は、終始笑顔の絶えない舞台挨拶となった。

　窪塚は「脚本を読んで、台詞以上に、原作者がどのように生きてきたのかという“雰囲気”を大切にしたいと思い演じました。撮影から2年経ち、この日を迎えられないのかとすら思っていたので、感慨もひとしおです」とし、宮田は「脚本を読んだ時は28歳でした。18歳位の青年が持つ独特な危うさを演じ切りたいと思った。公開には時間もかかりましたが、この時間があったからこそ、自分自身も成長できたと思う」と感想を述べた。

　美保は「皆の成長が早くてびっくりしています。私が割とヤンキー世代だったから懐かしかった。私の母を思って演じました」とすると、神田は「スナックとかに今まで入ったことがなかったので、とても新鮮でした。このスタッフ、キャストとご一緒出来たことが嬉しかった。主題歌も担当させて頂き、とても大切な作品となりました」と、本作への思いを語った。

　そして、川野監督は「この作品は2年前に『絆』をテーマにして撮りました。折しも３．１１以降の公開となり、より一層絆という言葉が身にしみるなと思います」と締め括った。

　シネマート六本木、山形＝MOVIE ON　やまがたで公開中の他、８月20日公開～名古屋＝シネマスコーレ、9月10日公開～大阪＝シネマート心斎橋、近日公開～沖縄＝桜坂劇場、長野＝松本CINEMAセレクト、ほか全国順次公開予定。

公式サイト：http://www.leone.co.jp/amazing-grace/