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今年よく見る俳優さん、デイン・デハーン (vol.28)

平池記者の「競馬ときどき映画」

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今年よく見る俳優さん、デイン・デハーン (vol.28)

2013年06月10日

 デイン・デハーンという俳優さんをご存じでしょうか。今26歳の若手です。今年、このデハーンが出演する映画が日本で4本も公開されます。すでに映画好きの人はチェック済みでしょう。非常に印象的な人物です。

 私が初めて彼を記憶したのは、未公開の『クロニクル』を試写(3月頃)で観た時。ひょんなことから超能力を持ってしまった主人公3人のうちの一人を演じているのですが、デハーン演じる青年が途中から暴走。街を破壊する凶悪な存在となり、残りの主人公たちと対峙するストーリーです。この時のデハーンの目がヤバイ! まだ若い俳優さんなのに、ずいぶんインパクトがあるなと思いました。

 続いて『リンカーン』にも出演していましたが、この時はあまり印象に残らず。しかし、現在公開中の『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』では、良いところを全部持ってっちゃう、美味しい役を演じています。この作品は二世代に渡る父子のドラマを3つのストーリーで描く秀作。ライアン・ゴズリングやブラッドリー・クーパーなど今大人気の俳優が出演する中、デハーンがこの壮大な物語を帰結させるわけです。感動的なエンディングですよ。

 そして、もうすぐ公開される『欲望のバージニア』にも出演。この作品(※良い映画です)では、デハーンのクレジットは7~8番に位置していますが、主人公たちと強い絆で結ばれ、終盤では重要なファクターとなります。インパクトは強くないですが、なにせ『クロニクル』『プレイス~』で強烈なイメージを持っていたので、「ああ、こういう純朴な役を演じても違和感はないな」と関心したものです。

 デハーン出演作品の配給会社の人に聞くと、「若い時のレオナルド・ディカプリオに似ている」という声が多いそうです。確かに『ギルバート・グレイプ』のディカプリオに似ています。個人的には、目つきがベニチオ・デルトロに似ている印象を受けました。

 来年には『アメイジング・スパイダーマン2』にも出演する予定です。ますます目が離せない存在となりそうですね。


平池アイコン(サイト用).gif平池由典(ひらいけ・よしのり) 映画部記者 兼 サイト事業部所属
 映画・DVDの取材を担当しています。“宇宙人が攻めてくる系”映画が大好物。趣味は競馬と映画鑑賞。当コーナーでは、競馬と映画を中心に自由につぶやいていきますので、良かったらご覧ください。

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