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危ないけど微笑ましい放馬のニュース (vol.53)

平池記者の「競馬ときどき映画」

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危ないけど微笑ましい放馬のニュース (vol.53)

2013年08月09日

 昨日の朝、園田競馬場から2歳のメス馬「エナーキー」が逃げ出し、近くで捕まったニュースが話題となりました。特にケガがなかったようで良かったですね。

 数年に1回、競馬場から馬が脱走して町中を駆け回るニュースがありますが、その度に、「危ないな~」と思いつつ、その状況を想像して笑ってしまいます。

 最も有名なのは、96年に大井競馬場から脱走し、高速道路にまで侵入してしまった「スーパーオトメ」でしょう。特に強い馬ではなかったですが、この事件をきっかけに大人気に。「車に当たらない」ということで、同馬の単勝馬券を安全運転のお守りにする人も多かったようです。

 07年には、阪神競馬場から「ノボリハウツー」が脱走し、近くを通りかかった競馬の調教師に捕獲されていました。

 また、昨夏には「ヨシカワクン」という馬が話題になりました。新潟競馬場で翌日にレースを控えていたのですが、深夜に脱走。この馬は町には出ていかずに、数時間後に厩舎地区内で捕獲されたものの、空白の数時間に何をしていたかわからないので翌日のレースが出走取り消しになりました。

 普段は騎手の言うことを聞いて競馬場内をグルグル回っている馬たちですが、こういうニュースを聞くと、その馬たちのアイデンティティを感じてしまいます。放馬する馬もそれぞれなんですよね。どうしたらいいかわからないからすぐ止まっちゃうタイプ、競馬場を全力で走り回ってしまうタイプ、勝手に厩舎に帰ってしまうタイプ、そして町に出てしまうタイプetc…可愛いもんです。

 ちなみに、馬は公道では「軽車両」扱いなのをご存じでしょうか。自転車と同じなんですね。だから馬に乗って道を普通に歩いても全然問題ないんです。まあ日本でそういう場面に遭遇することはほぼないですが…。


 最後に今週の競馬予想。伝統の関屋記念です。上位5頭ほどが人気を分け合う混戦模様ですが、ドナウブルーを本命に推します。昨年の覇者がようやく復調気配。小さい同馬にとっては、前走から斤量が2kg減るの重要です。陣営も「ここが勝負」と言っていますし、まず連は外さないと見ます。


平池アイコン(サイト用).gif平池由典(ひらいけ・よしのり) 映画部記者 兼 サイト事業部所属
 映画・DVDの取材を担当しています。“宇宙人が攻めてくる系”映画が大好物。趣味は競馬と映画鑑賞。当コーナーでは、競馬と映画を中心に自由につぶやいていきますので、良かったらご覧ください。

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