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太秦『蠢動-しゅんどう-』“毎日でも観たい作品”と三上監督

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太秦『蠢動-しゅんどう-』“毎日でも観たい作品”と三上監督

2013年10月19日


『蠢動』舞台あいさつ.jpg


 太秦配給『蠢動‐しゅんどう‐』の初日舞台挨拶が19日、有楽町スバル座で行われ、三上康雄監督、出演の若林豪、目黒祐樹、中原丈雄、さとう珠緒、栗塚旭、脇崎智史が登壇した。

 作品は、享保二十年の山陰の小藩を舞台に、互いの武士道を貫こうとする若き藩士と、剣術師範の激闘を描くもの。徹底してリアルを追及した本格正統時代劇という側面だけでなく、大阪の建築資材メーカーの元社長・三上康雄氏が自主製作したことでも注目を集めている。

 舞台挨拶では、「時代劇にみんなが飢えている時に、『自分で作ってしまおう』と決心した三上監督の意気込みに感心して、ぜひ参加させてほしいと思った」(若林)、「風が身を刺すように寒い現場だったが、監督の傍は熱を感じて温かった。時代劇が衰退していると言われる中、三上監督が現われたことは心強い」(目黒)、「全財産をつぎこんだという三上監督の熱とテンションに巻き込まれないようにするのが大変だった(笑)」(中原)と、名優らがこぞって本作で商業映画デビューを果たしたオールドルーキーの姿勢を高く評価。栗塚も「ほとんどがロケで、実際の城や寺、茶室を使って撮影した。ドキュメンタリーのような、久々に素晴らしい映画」と作品の出来に太鼓判を押した。

 また、紅一点のさとうは「現場では出演者の皆さんが戦士のようで格好良かった。初日を迎えることができて嬉しい」と述べ、脇崎は「撮影初日の寒稽古のシーンも待ち時間が寒くて辛かったが、これだけの大先輩方が手を組んで微動だにせず待っていた。これが武士道かと思い、大変だった雪の殺陣のシーンも乗り切ることができた」と撮影当時を回顧。ところが中原が「それは寒いから(動かなかったん)だよ」と真相を明かすと、満員の会場から大きな笑いが起こった。

 最後に挨拶した三上監督は、「自分が観たい時代劇を作ろうと思って、実際に、毎日でも観たい作品が出来上がった。出演者、スタッフの皆さんの協力のおかげ」と万感の表情で語り、「ご覧になった皆さんは、映画が良かったらたくさんの人に広げて頂きたい。もし面白くなかったら、我慢。それが武士道です(笑)」と再度会場の笑いを誘いながら舞台挨拶を締めくくった。

 10月19日より、有楽町スバル座、渋谷ユーロスペースほか全国36館で上映スタート。

(写真は、左より三上監督、若林、目黒、中原、さとう、栗塚、脇崎)



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