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ニコニコF『祖谷物語』、“僕の人生をかけた映画です”と蔦哲一朗監督

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ニコニコF『祖谷物語』、“僕の人生をかけた映画です”と蔦哲一朗監督

2014年02月19日

『祖谷物語』①.jpg


 ニコニコフィルム配給『祖谷物語-おくのひと-』の初日舞台挨拶が2月15日、東京の新宿K's cinemaで行われ、主演の武田梨奈をはじめ、大西信満、森岡龍、村上仁史、石丸佐知、クリストファー・ペレグリエ、山本圭祐、そして蔦哲一朗監督らが登壇した。
(写真後列左から森岡、山本、クリストファー、石丸、村上、前列左から大西、蔦監督、武田)

 当日は、大雪にもかかわらず多くの観客で席が埋まる中、俳優陣と、劇中に使用されている衣装を着た蔦監督が登壇すると場内は大きな歓声と拍手に包まれた。池田高校野球部で甲子園を沸かした蔦文也監督の孫でもある蔦監督が「多くの人にご協力いただいた僕の人生をかけた映画です」と3年の歳月をかけて完成した苦労を滲ませながら挨拶し、本作に関わった人々にお礼の言葉を述べた。

『祖谷物語』②.jpg 今回、初めてアクションを封印しヒロインを演じた武田は、「来るときに電車もバスも止まって、途中、雪の中を歩いていて厳しい祖谷での撮影を思い出した。大変な撮影だったけど地元の方々の協力がとてもうれしかった」と撮影当時を思い返した。

 東京から祖谷に移り住んだ青年を演じた大西は、「全部大変な撮影で、まわりに何もなく最初どうなるんだろうとも思った。35mmフィルムの画をしっかり作れたことは結果を出せたと思う」とこれから多くの人に観られるように熱く想いを語った。

 その後、蔦監督と出演者たちによる撮影秘話で会場の盛り上がりはピークを迎え、熱気が冷めやらぬまま惜しまれつつも終わりを迎えた。

 デジタル化が浸透していく映画界の中、果敢にも35ミリフィルムで撮影を行った本作は、昨年の第26回東京国際映画祭アジアの未来部門で「スペシャル・メンション」を授与され、トロムソ国際映画祭では日本人初となる「オーロラ賞」を受賞。今後も多くの海外映画祭に招待され、日本全国でも順次公開していく。


(C)映画『祖谷物語』製作委員会


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