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15日公開『映画プリキュア』、エンディングにフェイシャルキャプチャー使用 (vol.136)

平池記者の「競馬ときどき映画」

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15日公開『映画プリキュア』、エンディングにフェイシャルキャプチャー使用 (vol.136)

2014年03月14日

明日15日から公開される『映画プリキュアオールスターズ NewStage3 永遠のともだち』の永富プロデューサーに先日インタビューさせてもらいました。


記事はこちら→(エンディングには新技術も、『映画プリキュアオールスターズ NewStage3 永遠のともだち』永富大地プロデューサーに聞く


プリキュア関係のインタビュー取材をするのはこれが初めてなので、興味深い話ばかりでしたが、特に面白かったのはエンディングのダンスシーンで使われた新技術について。

プリキュアのダンスシーンでは、人間の動きをデジタルデータに移植する「モーションキャプチャー」という技術が以前から使われていますが、今回の映画では、さらに革新的な「フェイシャルキャプチャー」が使われているというのです。

読んで字のごとく、人間の「顔」の動きをキャプチャーするこの技術。大ヒットした映画『猿の惑星:創世記 ジェネシス』のお猿さんで使われたことが有名ですが、東映デジタルセンターの「ツークン研究所」でもこのフェイシャルキャプチャーの導入が始まっているそうです。

ツークン研究所に出向していた永富さんによれば、昨年公開された岩佐真悠子さん主演映画『009ノ1』では、1カットだけそれが使われており、そこで手応えを掴み、プリキュアにも取り入れることを決めたそうです。

ただ、実写から実写への変換とは違い、人間→アニメのプリキュアはなかなか困難。セルアニメの場合、口の動きは主に「開いている口」「中くらいの口」「閉じている口」の3種類で構成されていて、あまり滑らかに動くと違和感が強いのだとか。

ですから、フェイシャルキャプチャーをセルアニメにどう取り込んでいくのかのノウハウは、これからも磨いていく必要があるとおっしゃっていました。

さて、このフェイシャルキャプチャーを使って、プリキュアたちは今回初めて、エンディングで「歌」を歌っています。これまでは曲に合わせてダンスをするだけでしたが、今回は口をしっかり開けて、歌いながら踊っているわけです。試写で本作を観ると、確かに滑らかになっているように見えますが、決して違和感はなく、クリエイターさんたちの絶妙なバランス感覚が窺えます。歴代プリキュアのピンクが合唱する姿は、非常に賑やかで楽しく、「NewStage」シリーズの最終章に相応しい豪華な映像になっていました。

エンディングシーンの話ばかりでしたが、本編もとても良いです。特に後半で全プリキュアが次々と必殺技を繰り出す怒涛のアクションシーンはお見事。痛快ですよ。



さて、金曜日なので最後に恒例の競馬予想。今週は中山牝馬Sです。一長一短のある馬ばかりの混戦模様ですが、期待はコウエイオトメ。あまり力差を感じないメンバー構成ですが、その中で実力とオッズのバランス的に美味しいのがこの馬。最近は2000m以上ばかり走っていますが、1800mでも3勝を上げています。前走は京都記念9着で評価を下げましたが、コウエイオトメに先着した8頭はジェンティルドンナやトーセンラーなど錚々たるメンバー。しかもスローペースで後ろからの競馬だったので、着順ほど評価を下げる必要はないと思います。
斤量も53kgなら恵まれた部類。今回は比較的ペースが速くなりそうなので、ハマれば面白そうです。


平池アイコン(サイト用).gif平池由典(ひらいけ・よしのり) 映画部記者 兼 サイト事業部所属
 映画・DVDの取材を担当しています。“宇宙人が攻めてくる系”映画が大好物。趣味は競馬と映画鑑賞。当コーナーでは、競馬と映画を中心に自由につぶやいていきますので、良かったらご覧ください。

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