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ギャガのラインナップで異彩を放つ『プライドと偏見とゾンビ』 (vol.251)

平池記者の「競馬ときどき映画」

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ギャガのラインナップで異彩を放つ『プライドと偏見とゾンビ』 (vol.251)

2015年02月20日

ギャガが今週火曜日に都内でラインナップ発表会を開きました。業界関係者の方は出席した人も多いことでしょう。

15年~16年に公開する作品が次々と発表され、その数なんと27本。ここ数年では最多だそうです。どれもこれも良作そうな作品ばかり。今年のアカデミー賞でも、ノミネートされている8作品中、3作品(イミテーション・ゲーム、セッション、セルマ)がギャガだから恐れ入ります。

さて、その27本の中で、個人的にはジェイク・ギレンホールの目がやばかった『ナイトクローラー(原題)』や、国の威信を懸けてチェスで戦う『ポーン・サクリファイス(原題)』などが気になったのですが、ひときわ異彩を放っていたのが『プライドと偏見とゾンビ』

なぜか「部屋とワイシャツと私~」を思い出しましたが…それは置いておいて、良作系のドラマがズラリと並ぶ中で、これだけは浮いていました。一応「(仮題)」と書いてありましたが、ぜひこのまま公開してほしいものです。

名作『プライドと偏見』をパロったゾンビ映画のようですが、なんとしっかり原作があるんですね。「高慢と偏見とゾンビ」という作品で、全米では100万部を突破しているそうです。もともとはナタリー・ポートマン主演で映画化予定でしたが、色々あったようで、リリー・ジェームズに代わっています。ポートマンに比べれば知名度が…と思いきや、ジェームズは4月公開『シンデレラ』の主演女優さんです。今はまだ知られていなくても、春を過ぎれば一気に日本でも有名になっていることでしょう。

ストーリーは、謎の疫病が蔓延し死者はゾンビとなる18世紀の英国を舞台に、田舎に暮らす5人姉妹の家の近くにゾンビハンターが引っ越してきた!というもの。監督はあまり知らない名前ですが、脚本が『ザ・ファイター』や『世界にひとつのプレイブック』のデヴィッド・O・ラッセル。ダメ人間を魅力的に描くのが上手い人ですね。果たしてこの作品ではどうなるでしょうか? 2015年公開予定。今から公開が楽しみです。


さて、金曜日なので最後に恒例の競馬予定。今週はフェブラリーSです。先週推奨のダノンメジャーがシンガリ負けを喫するなど流れが悪いので、ガツンと行きたいところ。本命はワイドバッハとします。あまりアジュディケーティング産駒がG1を勝つイメージがわきませんが…そういう予備知識を捨てて最近のレースを見ると、本当に1頭だけ違う脚で後方から飛んで来ています。しかも不発がない。今回はG1とはいえ、これまでに負かしてきた馬ばかり。コパノリッキーさえ何とかなれば、突き抜けてもおかしくないでしょう。

平池アイコン(サイト用).gif平池由典(ひらいけ・よしのり) 映画部記者 兼 サイト事業部所属
 映画・DVDの取材を担当しています。“宇宙人が攻めてくる系”映画が大好物。趣味は競馬と映画鑑賞。当コーナーでは、競馬と映画を中心に自由につぶやいていきますので、良かったらご覧ください。

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