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CJ=東映『マイウェイ』、安定した興行で再び韓国映画ブーム到来か?

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CJ=東映『マイウェイ』、安定した興行で再び韓国映画ブーム到来か?

2012年01月20日
 CJ Entertainment Japan=東映配給『マイウェイ 12,000キロの真実』(監督カン・ジェギュ/オダギリジョー、チャン・ドンゴン主演)が、14日(土)より丸の内TOEI系全国300スクリーンで公開され、2日間で動員7万1664人・興収8526万6600円をあげる堅調なスタートとなった。

 作品は、「シュリ」(’00)「ブラザー・フッド」(’04)の韓国、カン・ジェギュ監督の最新作。1928年、日本統治下の朝鮮・ソウルで出会った、走ることが好きな2人の少年が主人公。2人は成長、運命に翻弄され日本・ソ連・ドイツ3つの軍服を着て、アジアからフランス・ノルマンディーまで12,000キロにも及ぶ戦いに巻き込まれる、衝撃と感動の物語が展開する。

 韓国では、昨年12月22日より800スクリーンで公開、監督の前作「シュリ」「ブラザー・フッド」には及ばないものの、最終入場数250万人動員を見込む出足を切った。

 日本において韓国映画は、2004年から2005年がピークで“韓流映画”がブームになった。興行成績第1位は2005年10月公開の「私の頭の中の消しゴム」(興収30億円/ギャガ配給)。2位がペ・ヨンジュン主演の「四月の雪」(27億5千万円/2005年9月公開/UIP配給)、3位「僕の彼女を紹介します」(20億円/2004年12月公開/WB配給)、4位「シュリ」(18億円/2000年1月公開/シネカノン=アミューズ配給)、5位「ブラザー・フッド」(15億円/2004年6月公開/UIP配給)といったところで、ここ数年は韓国で1200万人動員を達成するという記録的な大ヒット作「TSUNAMI―ツナミ―」(’10)が興収1億3千万円と惨敗するなど、ブームが去り厳しい状況となっていた。

 今回の「マイウェイ」は若者から年配者まで幅広い層が劇場に来ており、配給元の東映では2日間の数字から見ると最終興収6億円前後は期待できるのではないかとしている。

 再び韓国映画のブームが再来するのか、関係者は『マイウェイ』の興行状況を見守っている。

(代表取締役社長:指田 洋)

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