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カーリー・レイ・ジェプセンの快挙。期待度はベストテン外だったが…

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カーリー・レイ・ジェプセンの快挙。期待度はベストテン外だったが…

2012年09月27日
 ある意味で快挙というべきだろう。全米のトップ・アイドル、ジャスティン・ビーバーが立ち上げた新レーベル「スクールボーイ・レコーズ」の第1弾アーティストとして全米デビューしたカナダ出身のカーリー・レイ・ジェプセン。そのカーリー・レイの記念すべき日本デビュー・アルバム「キッス」(9月19日発売)がオリコン総合アルバム・チャートで初登場4位にランクされた。1位のSuperfly(119249枚)、2位のSKE48(110613枚)、3位のコブクロ(56294枚)には届かなかったが、それでも29528枚という好セールスとなった。昨年来、洋楽の新人アーティストの活躍が鈍っていただけに、これは快挙とも言うべきセールスである。因みに5位はくるり(28433枚)、6位は西野カナ(28266枚)だった。

 カーリー・レイ・ジェプセンのデビュー・シングル「コール・ミー・メイビー」は米ビルボードチャートで9週連続1位にランクされ、現時点で今年“最長全米No1シングル”に輝いている。それだけに日本デビューに期待が高まっていた。しかし、発売前にオリコンが打ち出してきた「期待度ランキング」で、ベスト10にも入っていなかった。そういった意味でも4位という順位は意外性のあるものだったと言えよう。

 それにしても、「コール・ミー・メイビー」は発売以来、音楽配信を中心に想像以上の大反響だった。米国の他、彼女の母国・カナダや英国、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、ノルウェーを含む全世界37ヶ国以上のデジタル音楽配信で1位を獲得してきた。

 日本でも8月にデジタル音楽配信が開始されて注目度が高まっていた。しかし、同曲にいち早く目をつけたのは浅田真央ら日本のフィギュアスケート選手たちだった。今年6月に行われたアイスショー「THE ICE 2012」で制作したプロモーションビデオ(PV)では同曲をカバーし、リンクで演技まで披露、多くのファンに感動を与えていたのだ(動画はYouTubeで観ることが出来る)。

 カーリーは1985年11月21日生まれの26歳。カナダのブリティッシュコロンビア州の出身。シンガーソングライターとして活躍し、2007年のカナディアン・アイドル(シーズン5)で3位に。その後、カナダのグラミー賞に値する「2010 Juno Award」で最優秀ソングライターと最優秀新人賞にノミネートされており、シングルのトータルセールスは20万以上を誇る。

 今回、アルバム「キッス」の発売では、その発売に合わせ9月13日に来日、翌14日にはテレビ朝日「ミュージックステーション」に出演して大ヒット曲「コール・ミー・メイビー」を日本では初披露した。さらに15日には東京・渋谷のライブハウスでスペシャル・イベントも行った。

 「日本滞在は2日間だけだけど、とにかく1人でも多くの人に私の曲を聴いてもらえるように頑張った」

 とカーリーは目を輝かせていた。

 因みに「コール・ミー・メイビー」は、10月10日放送から日本テレビ系「ザ・世界仰天ニュース」のエンディング・テーマ曲に起用される。

(渡邉裕二)

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