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なんて日だ! 5代目コント王バイきんぐ、苦節16年で悲願

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なんて日だ! 5代目コント王バイきんぐ、苦節16年で悲願

2012年09月23日

 コント日本一決定戦「キングオブコント2012」の決勝が22日夜に行われ、コンビの「バイきんぐ」が優勝した。結成16年のバイきんぐ。これまで泣かず飛ばずながら「お笑いより好きなものがない」とバイトで生計を立て成功を夢見てきた。ついにつかんだ一世一代のチャンスで躍動。大会史上最高得点を叩き出して、堂々、5代目コント王の座についた。

 決勝の2本目のネタ中で、あまりの不遇に見舞われたツッコミの小峠英二が「なんて日だ!」と絶叫し爆笑をさらったが、実際にこの日は2人にとって信じられない1日となった。現実に訪れたのは、不幸ではなく最高の喜び。涙、涙。「この嬉しさは、なにものにも変えられない……」。苦節16年、ようやく報われた。

 TBS系の生中継終了後、2人は会場となった東京・赤坂の同局で喜びを語った。高らかにトロフィーをかかげガッツポーズ。最初に優勝を報告したい人は? と聞かれ、ボケの西村瑞樹は「両親ですね。息子がやったぞ!って」と即答。この日も朝6時まで害虫駆除のバイトをしていたという小峠は「仕事の仲間に報告したいです」と笑わせた。

 優勝賞金1000万円の使い道について、小峠は「単車を買う。それから、後輩を7人くらい連れて外国に行ってきます。(優勝を見据え)昨日パスポートを申請してきました」と具体的なプランを明かした。西村は「大人な感じの乱痴気騒ぎがしたい」とニヤり。お笑い賞レースから人気者になった、Hi‐Hi、スギちゃんらのように、苦労人枠で一気にブレイクが期待される。「続いていけたら」。まず、優勝特典でTBS特番に出演する。

 プロアマ、結成年数を問わず参加できる「キングオブコント」。5年目となった今年は、2971組がエントリー。予選を経て決勝は、「バイきんぐ」をはじめ、「さらば青春の光」「銀シャリ」「トップリード」「かもめんたる」「うしろシティ」「しずる」「夜ふかしの会」の8組で競われた。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。

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