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写真特集:第25回ATP賞テレビグランプリ2008受賞式

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写真特集:第25回ATP賞テレビグランプリ2008受賞式

2008年10月27日
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■特別賞(4件)

 故 村木良彦氏(元ATP理事長、ATPの活動理念と基盤を築いた功績に対して)

工藤英博氏(前ATP理事長、長年にわたるATP役員の業績に対して)

(株)ビーワイルド(「クライマーズ・ハイ」など独自の映画製作に対する経営努力に対して

(株)アマゾンおよびラテルナ(「佐賀のがばいばあちゃん」など独自の映画製作に対する経営努力に対して




 今回はATP賞25回目節目ということで25周年特別賞の表彰も行なわれた。
 この中で、ATPに対する長年の功労に対する表彰として、故・村木良彦氏と、前理事長の工藤英博氏が表彰された。
 故・村木氏は、ATP創立にあたって尽力された他、設立後も活動の基本を形作った功労者で第3代理事長も務めた。
 工藤氏は、創立時から理事として参加し25年の長きにわたってATPに貢献、先日まで6年にわたり理事長を務めていた。
 この2人に対する表彰では、ATPの第2代理事長であり、現・顧問の澤田隆治氏が登場。ATP設立前夜から設立当初のエピソードなども披露した。




 澤田氏は「村木さんのことは40年位前から知っていて、当時TBSでタレント全員が放棄するという大事件が起きた。その番組のディレクターが村木良彦であり、信頼の厚さを思い知らされた。その後、テレビマンユニオンの創設者に名前があった。その後ATPができて私が2代目理事長となったときには、副理事長を村木さんに務めてもらった。その頃、村木さんから著作権ハンドブックを作ろうという話が出て、村木さんが率いてくれてハンドブックも出来上がった。その中では、番組の権利は制作会社が持つべきで、放送権を譲渡するという考え方を明示しようということで、当時大きな驚きがあったと思う。さらに、過去現在未来の姿についても明示して出来上がった。それからずっと、ハンドブックを唯一のバイブルとして、これにちょっとでも近づこうと一生懸命頑張ってきたと思う。その後テレビ局との関係も良くなりハンドブックの内容も現実となってきていたが、またここ数年はまた関係が厳しくなってきたと感じている。」


 
 故・村木氏の盟友の一人である、今野勉氏も登壇し「彼はテレビ制作者であることを目指していたと思う。だがテレビマンユニオンの経営にも参加することになり、より責任を果たしてくれた。80年頃に著作権の話が動き出したのだが、ユニオンを作ってから10年くらいは我々も無知でただ作っているだけだった。だが、アメリカに留学しているものからの定期的な報告を得られるようになって、アメリカでの著作権の捉え方がわかって、ATP構想につながったと思う。私は、彼が自分の責任として制作者の位置を社会的に改善しようとしてくれたということで、オルガナイザーとして力を発揮したがその分制作者としての位置を失った部分があると感じている。それで、自分がいるところがテレビジョンだという考え方の中で、自分の人生の一部を犠牲にしてくれたところがあると私は感じている。改めて感謝したい。」

  

  

 工藤氏は「ATP発足とともに理事に就任してから26年間ひたすらATPとともに歩んできた。先ほど映ったATPの昔の写真の一枚は、著作権ハンドブックの総仕上げを刷るというときに、土日の2日を利用して箱根にこもった時のものだ。ATPの多彩な活動を通じて、人と出会い、貴重な体験をさせてもらいました。私の人生のかけがえのない財産であります。今、改めてATPの存在意義が問われる時代となっていますが、長い間ATPでは会員者100社を超えるということを目標にやってきました。それが今や119社に至っています。この119社だけでなく、放送局、広告代理店、学識者ほか様々な方々とスクラムを組んで、これからの新しい未来が切り開かれていくことを信じています。長い間ありがとうございました。」
 ビーワイルド・若杉正明氏「ATPから、映画のことで賞をいただけるとは思いませんでした。

 アマゾン・倉内均氏「映像は、境界を越えていく性質を持っていると思います。その時に共同制作も生まれてくる。先日釜山映画祭に参加したときにも、コンテンツの世界共同製作ということが一つのキーワードとなっていました。ラテルナとアマゾンも共同制作の形の一つです。アマゾン・ラテルナを一つの窓口として、利用していただければと考えています。

 ラテルナ・與田尚志氏「先ほどのお話にもあった、著作権ハンドブックをよりリアルに具現化していくことができるのが我々ラテルナです。マルチ、ミックスをキーワードに我々はソリューションを提供できます」
    



■デジタル・コンテンツ賞
MSNビデオ「CLIMAX」(メディアミックス・ジャパン/マイクロソフト)
 

          
  遠田孝一・メディアミックス・ジャパン・エグゼクティブプロデューサー
  小林紀子・MSNメディアネットワーク・エグゼクティブプロデューサー
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