閲覧中のページ:トップ > 音楽ニュース >

UM、最上川司「まつぽいよ」発売イベ開催

【FREE】UM、最上川司「まつぽいよ」発売イベ開催

2015年06月11日
世界初のビジュアル系演歌歌手・最上川司デビュー、3歳から演歌 世界初のビジュアル系演歌歌手・最上川司デビュー、3歳から演歌

 5人組ビジュアル系ロックバンド「THE MICRO HEAD 4N’S」(マイクロヘッドフォンズ)のドラマー、TSUKASAが“最上川司”(もがみがわ・つかさ)として、10日発売のシングル「まつぽいよ」(ユニバーサルミュージック)で世界初のビジュアル系演歌歌手としてメジャーデビューを果たした。

 発売日前日の9日、東京・目黒区のライブハウス「鹿鳴館」でデビュー記念イベントを開き「ロックも演歌も全力かけて頑張っていきたい」と意気込みを語った。マイクロヘッドフォンズのドラマーとしての活動も続ける。

 最上川は山形県河北町出身。演歌デビュー曲「まつぽいよ」は東北地方の方言で「まぶしい、愛しい」という意味。東京に出てきた最上川が故郷・山形の父母、友人、町の風景を思い出しながら感極まる軽快なリズムの楽曲。「2、3年前に作った曲です。僕が人生で思い悩んでいるとき、15年前に上京する際、手を振って見送ってくれた父と母の姿を思い出しながら作りました」(最上川)。

 演歌好きの父の影響で3歳から演歌を聴いて育った最上川は09年、ビジュアル系バンド「D’espairsRay」(ディスパーズレイ)のドラマーとしてデビュー。欧米9カ国で計1万5000人を動員したり、ドイツで7万人を集めたEU最大のメタルフェス「Wacken Open Air」に唯一の日本バンドとして参加したりするなど海外でも人気を集めるも、11年6月に解散。昔から好きだった演歌で自分の気持ちを伝えていこうと模索する中、マイクロヘッドフォンズに誘われバンド活動を再開する。

 一度は演歌の道を諦めたが、夢を捨てきれず、バンドのリーダーで所属事務所社長のkazuyaに相談。「夢で終わらせたらもったいない。バンドと掛け持ちでやってみたら」と背中を押され、他のメンバーの協力もあってソロ演歌デビューが実現した。

 バンド活動を通じて欧米にもファンが多い最上川は「大きな夢ですが、演歌を通して日本と海外の懸け橋になれたら」。そして「紅白もぜひ目指したい」と意気込む。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。