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『3泊4日、5時の鐘』会見に杉野希妃登壇

【FREE】『3泊4日、5時の鐘』会見に杉野希妃登壇

2015年09月19日
左から三澤監督、杉野氏 左から三澤監督、杉野氏

 和エンタテインメント+オムロ配給『3泊4日、5時の鐘』の記者会見が17日夜に有楽町・日本外国特派員協会で行われ、三澤拓哉監督、杉野希妃(出演/エグゼクティブ・プロデューサー)が登壇した。

 シロス国際映画祭グランプリ、北京国際映画祭脚本賞受賞作品。湘南・茅ヶ崎を舞台に7人の男女の恋模様を描いた青春群像劇。古くより文化・芸能とゆかりの深い茅ヶ崎市全面バックアップのもと制作され、舞台の中心となる「茅ヶ崎館」は日本を代表する映画監督・小津安二郎が脚本執筆のために定泊した実在の旅館。

 第35回ナント三大陸映画祭グランプリ作『ほとりの朔子』(13年)や杉野監督作『マンガ肉と僕』『欲動』で、助監督や制作スタッフとして現場に参加したという三澤監督は、「2~3年前から和エンタに入り、幾つかの作品にスタッフとして関わった。杉野さんより1本撮らせてもらえるという話になった。当初は旅館に集まる人を描く物語という緩い設定だった。準備期間の中で『茅ヶ崎館』のご厚意で撮影許可が出た。この旅館を軸にして、7人がそれぞれババぬきのようにペアを探すという話。映画史とは切り離せない場所で撮影ができて光栄。『映画』そのものの強さを感じることができた。今後も映画の文化を意識して制作していきたい。観る人によって、誰を主人公に思うかも変わってくる映画」と語った。

 国際派女優でプロデューサーでもある杉野氏は「三澤監督が私のアシスタントになったのは『ほとりの朔子』から。アシスタントというよりは、映画を共に作る同志/パートナー的な関係。相談相手のような存在。本作の企画を話した時、彼のやりたいテーマに挑戦してほしいという想いがあった。大枠を作りバランスをとる役割は私が、詳細にわたっては三澤監督がその個性を爆発させた。ひと言だけ、『社会的要素は入れた方がいい』と話したが、基本的には三澤監督に任せて制作した。今後も意欲ある若者たちと仕事していきたい。そうすることで自分もエネルギーをもらいたい」とコメントした。同作は、9月19日(土)より新宿K‘s cinemaほか全国順次公開。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。