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日活『亀岡拓次』完成披露に横浜聡子監督ら

【FREE】日活『亀岡拓次』完成披露に横浜聡子監督ら

2016年01月21日
左から横浜監督、麻生、安田、三田 左から横浜監督、麻生、安田、三田

 日活配給『俳優 亀岡拓次』の完成披露試写会が19日、テアトル新宿で開催され横浜聡子監督、キャストの安田顕、麻生久美子、三田佳子が登壇した。

 最強の脇役俳優・亀岡拓次(安田)の不器用で愛すべき恋と人生を描いた、笑って心温まる奇想天外エンタテイメント。麻生は亀岡が恋する居酒屋の若女将役、三田は亀岡が初舞台に挑む劇団の大女優役をそれぞれ演じた。

 冒頭、横浜監督が「魅力的な皆さんとご一緒できたこと、そして私の書いたシナリオを皆さんが喋っていると思うだけでワクワクした」とコメントすると、安田は「中身全部が分かっても面白い映画」と同作をアピール。また安田は麻生に「撮影中の安田さんは、ずっと寡黙だったけれど、実はよく喋る方らしい」と振られ、「撮影中も喋っていたつもりですが、つまり僕は情緒不安定なところがあるんです(笑)」と会場の笑いを誘った。

 三田は「去年、映画デビューしてから55周年を迎えた。しかし今でもこうして初めての若い監督からオファーを頂けて嬉しい。横浜監督は人間としての魅力に溢れていて、今まで見たことのなかった自分を、演じたことのないような役柄で体験させて貰えて良かった」と出演した喜びを語り、それに対して安田は「(三田と演じたダンスシーンについて)迫力が凄くて、2人で向かい合って演技をしていると瞳に引き込まれる。少女のような淑女のような…。役者として貴重な財産になった」と話した。その後も今年の抱負を書き初めで表現するなど、和やかな雰囲気で進行した。1月30日よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。