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井の頭公園記年映画、元バウス本田氏ら会見

【FREE】井の頭公園記年映画、元バウス本田氏ら会見

2016年04月02日
 東京の井の頭恩賜公園が2017年に100周年を迎えることを記念した映画『PARKS』が製作される。その記者発表会見が3月31日、アトレ吉祥寺で行われ、ゼネラルプロデューサーの本田拓夫、監督の瀬田なつき、制作プロデューサーの松田広子、音楽監修のトクマルシューゴ、配給宣伝プロデューサーの樋口泰人の各氏が登壇した。

 同作を製作する、元吉祥寺バウスシアターオーナーの本田氏は「バウスの(2014年の)閉館前から吉祥寺の映画が撮れないかと考えていた。この映画を通して、井の頭公園の文化を取り戻し、街に人が集まるようにしたい」と企画への想いを話した。

 瀬田監督は映画の内容について、「主人公の女の子2人がひょんなことから50年前の音楽の断片を見つけ、吉祥寺の人々と出会い、音楽を完成させていく物語」とあらすじを明かし、「この先100年後にも残る映画にしたい」と抱負を語った。松田氏は「自分の中にある公園の想い出に重ねて、公園にまた行ってみたいと思わせる明るい作品になる」とコメントした。

 シューゴ氏は「子供の頃から来ていた井の頭公園と、自分の音楽がどうリンクしていくかが楽しみ」と意気込み、樋口氏はタイトルが複数形であることについて、「過去、現在、未来の時間の層が重なった公園を舞台にしている。そして色々な人の中に公園への想い出がある。それらを総合して少しずつ町も世界も住みやすくなってほしい」と述べた。製作は本田プロモーションBAUS、制作プロダクションはオフィス・シロウズ、配給はboid。公開は17年春、テアトル新宿ほか公開。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。