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APNアワード授賞式に浅野、桜庭、行定

【FREE】APNアワード授賞式に浅野、桜庭、行定

2016年10月28日
左から浅野忠信、桜庭ななみ、行定勲監督 左から浅野忠信、桜庭ななみ、行定勲監督

 アジア太平洋地域の映画プロデューサーたちの親交を目的として2006年に発足した任意団体APN(アジアパシフィック・プロデューサーズ・ネットワーク)の、今年の年次総会の開催地が東京であることを機に、東京国際映画祭はAPNと連携。国内外総勢100名以上のプロデューサー陣を迎え、映画祭期間中に様々なセミナー、ピッチ、APNアワード授賞式を行った。

 アジア・太平洋の映画産業に最も貢献した映画人へ贈られる「APNアワード」の授賞式は26日、六本木アカデミーヒルズ オーディトリアムで行われ、俳優の浅野忠信、女優の桜庭ななみ、監督の行定勲に授与された。行定監督は「最近の自分のテーマは“越境”。越境することで新たな自分を見つけ出したい、と思っていたところに、今回の受賞があり、嬉しく思っている」とコメント。桜庭は「中国・台湾・韓国への興味から、色々な映画・ドラマを鑑賞し、そして言語の勉強をしてきた。それが今では仕事に繋がっていて、まさか自分が海外で仕事をするとは、と驚いている」と話し、流暢な中国語・韓国語を披露して会場を驚かせた。一方浅野は「モンゴル語の台本を2冊覚えた経験があり、演技であれば、もうどんな言語であっても話せると思う。これほど大勢のプロデューサーの方が集まることはあまりないことなので、今回の受賞が、新たな作品への出演に繋がると嬉しい」と述べ、国際派俳優自らの売り込みに、会場は笑いに包まれた。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。