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ディズニー『ローグ・ワン』アジア最速会見

【FREE】ディズニー『ローグ・ワン』アジア最速会見

2016年12月08日
ストームトルーパーを従え、(右から)ギャレス監督、フェリシティ、ディエゴが登場 ストームトルーパーを従え、(右から)ギャレス監督、フェリシティ、ディエゴが登場

 ディズニー配給『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のアジア最速記者会見が7日、六本木のザ・リッツ・カールトン東京で行われ、ギャレス・エドワーズ監督、出演のフェリシティ・ジョーンズ、ディエゴ・ルナが出席した。

 『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』で、レイア姫がR2‐D2に託した帝国軍の兵器「デス・スター」の設計図は、いかにして盗み出すことができたのか。エピソード4の直前を描く、SWのアナザーストーリー。

 黒澤明監督の作品から多大な影響を受けているSWシリーズだが、ギャレス監督は今作でも「影響はたくさんある。黒澤作品のスチールや映像を見て、デザインや各衣装の部門の人に渡した。『七人の侍』の影響もかなりある。オープニングは、まさに黒澤映画を彷彿させるものにしたかった。『盗むならベストから盗め』と思うので、そういう意味では黒澤映画から盗むのが1番いい」と大きくインスパイアされていることを明かした。

 主人公ジン・アーソを演じたフェリシティは、「ジンは、親が酷い仕打ちを受け、帝国軍への強い憎悪に突き動かされている。最初は一匹狼だったが、仲間と友情を育み、違う言語や異なる星の出身にもかかわらず、同じ意志を持って戦う」と役どころを説明。「普通の映画は“女性でもこんな凄いことができるの!?”という目線で描かれるが、この作品はジンをありのままに受け入れ、男性と同等に描いているところがユニークで、演じることができて嬉しかった」とキャラクターへの思い入れを語った。

 記者席からは、「ダースベイダーのほかに、サプライズゲストはいるのか?」と質問が挙がり、ギャレス監督は「詳しくは言えないが、いる」と返答。さらに撮影中のエピソードとして、「ベイダーを演出できるなんて夢のようだった。現場は普段うるさいけど、突然静かになる時はベイダーが到着した時。40代のスタッフが多いのに、その時はみんな5歳の子どもに戻って口をあんぐり開けてるんだ(笑)。ベイダーのままだと怖くて何も言えないから、俳優にはヘルメットをとってもらってダメ出しするようにしたよ(笑)」と楽しそうに現場を振り返った。反乱軍の情報将校キャシアン・アンドーを演じたディエゴも、「(現場に来た)マーク・ハミルから、『人生が変わる準備はできているか?』と聞かれたけど、ルーク(・スカイウォーカー)と握手している時点で人生は変わっているよね(笑)」とSWに出演できた喜びを語った。

 会見では、桜を散りばめた『ローグ・ワン』の襖絵も披露され、製作者の柏原晋平氏も挨拶。唯一色塗りを残しておいた部分に、監督とキャストの2人が金色を塗り足し、襖絵を完成させた。12月16日(金)より全国ロードショー。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。