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東映=日活『ユリゴコロ』披露に熊澤監督ら

【FREE】東映=日活『ユリゴコロ』披露に熊澤監督ら

2017年09月05日
 東映=日活共同配給『ユリゴコロ』(9月23日公開)の完成披露試写会が9月3日(日)、ユナイテッド・シネマ豊洲で行われた。当日は、吉高由里子、松坂桃李、佐津川愛美、清野菜名、清原果耶、木村多江、松山ケンイチ、熊澤尚人監督が登壇した。

 同作は、第14回大藪春彦賞を受賞した沼田まほかるの同名原作(双葉社)の映画化。殺人者の告白が綴られた一冊のノートからはじまり、過去と現在が交錯しながら登場人物たちは愛と宿命の渦に翻弄されていく物語。
登壇者のコメントは次の通り。

吉高由里子 今日は関係者以外の人がはじめてご覧になる日ということでドキドキと嬉しさが入り交じる何かがありますが、どこかで感想を聞かせてください。この作品はくすっとすることが一つもない映画で、見終わった後、魂を抜かれていると思います。優しさと残酷さが内包する、愛の物語なのでどこか常にあたたかい香りのする映画となっています。出演者のみなさん、全員違うシーンで泣いているんです。見終わった後、誰かと話し合いたくなる映画となっています。

松坂桃李 先程吉高さんが魂を抜かれると話していましたが、魂を抜かれるけれどもきっと何か残る作品だと思っているのでこれから見る人は楽しみにしていてください。

佐津川愛美 数日前に見させていただいてすごく心が、なんと表現していいのかわからないのですが、すごくむずかしい気持ちになったんです。自分が出演していなくても、みなさんに見て欲しいと思う作品になったと思います。

清野菜名 この映画は原作がとても好きで、主人公の亮介の心情とともに、自分もドキドキハラハラ、心臓にツキささる様な、ミステリーな感じがやみつきになっていて、本当にこの映画に出演できたことが嬉しいです。

清原果耶 この作品は見終わった後に、生きているという感覚だったり愛情だったりを見た人が持つ様な映画だと思いました。

木村多江 この作品は本当にいい映画でした。私も見終わった後にちょっと話せなくなる様なそれくらいすき間なく映像もとてもキレイで、胸が一杯になる映画でした。罠が一度、二度仕掛けられているので何度でも見てください。

松山ケンイチ 今回は上映前の舞台あいさつで何を話すのかすごく難しい。ストーリー的にも話せないことがあるので、この映画はキレ味が鋭いナイフの様な作品になっていると思いますし、出演者の演技でそうさせている部分もありますし、音もこだわりを強く感じます。作品は間違いなく熊澤監督の最高の作品だと思っているので、たくさんの人に伝えてください。

熊澤尚人監督 いま松山君から最高の作品だと言われ嬉しく思っています。自分でもすばらしい俳優陣の力のおかげですごくいい映画が出来たと自負しています。大変ハラハラドキドキするサスペンス的映画でもありますし、大きなミステリーもはらんでいる作品なので本当に見終わると複雑な思いを感じると思います。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。