エレファントＨ他『風の色』完成披露に監督ら

　エレファントハウス＝アジアピクチャーズエンタテインメント＝カルチャヴィル配給の日韓合作映画『風の色』の完成披露試写会が11月29日、東新橋のスペースＦＳ汐留で開催され、出演の古川雄輝、藤井武美、監督のクァク・ジェヨンが登壇した。

　『猟奇的な彼女』『ラブストーリー』『僕の彼女はサイボーグ』等のヒット作で知られるクァク監督最新作。流氷の北海道・知床と桜舞い散る東京を舞台に、同じ容姿の２組の男女が織りなす、神秘的で幻想的な愛の物語。

　舞台挨拶でクァク監督は、古川、藤井、２人の日本人俳優をメインキャストに迎えたことについて、「２人とも俳優として根性がすわっていて、古川さんは氷水（に入る）など過酷な撮影もあったが、弱音を吐くこともなく頑張ってくれた。藤井さんは周りにたくさん人がいても、感情がぶれることなくさすがプロだなと思った」と若手２人を絶賛した。

　藤井は「撮影から２年経ったが、やっと皆様に観て頂けると思うととても嬉しい。ぜひ沢山の皆さまに観て頂けたら」と語り思わず涙を流す一幕も。古川は「僕の役者人生のなかで一番と言っていいほど過酷な撮影だったが、その分楽しいことも多く、皆様にようやく作品をご覧頂けるので、どのような反応をしてくれるか楽しみ」とコメントした。

　２０１８年１月26日よりＴＯＨＯシネマズ日本橋他全国公開。