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アカデミー賞で日本人快挙の辻一弘コメント

【FREE】アカデミー賞で日本人快挙の辻一弘コメント

2018年03月07日
 ビターズ・エンド=パルコ配給のユニバーサル映画『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』が第90回米アカデミー賞でW受賞を果たした。とりわけ、日本人で初めてメイクアップ&ヘア賞受賞を果たした辻一弘については、各媒体で取り上げられ、大きな話題を呼んでいる。授賞式における辻氏、主演男優賞初受賞を獲得したゲイリー・オールドマンの受賞コメントは次の通り。

▽ゲイリー・オールドマン 本作は南ロンドンに住む若い男の心を掴み、夢を与えてくれた。(プロデューサーの)ダグラス・アーバンスキー、私の信愛なる友人で兄弟である君は私に夢を追い続けさせてくれた。ジョー・ライト(監督)、ありがとう。一緒に働くのに20年もかかった。でも待っているだけの価値があった。(メイクアップ&ヘア賞受賞者3人について)、カズ、ルーシー、デイビッド、素晴らしい技術をありがとう。

▽辻一弘 まずはゲイリー・オールドマンに心から感謝。あなたとこの素晴らしい旅をできたのは本当に栄誉なことだった。あなたなしには、私たちはここに立っていない。あなたは素晴らしい俳優で、熱心なアーティストで、そして真の友人。〈‐中略‐〉最後に、アカデミーに感謝。私たち皆にとって、夢が叶った。ありがとう。

 同作でオールドマンが演じたのは、1940年第二次世界大戦初期の時代、英国首相ウィンストン・チャーチル。ハリウッドで活躍しながら現代美術家に転向していた辻一弘が、オールドマン直々のオファーにより、数年ぶりに特殊メイクアップアーティストとして参加。辻らが合計200時間以上もかけて作り上げたオールドマンの変身ぶりが見どころのひとつである。3月29日TOHOシネマズ日比谷で先行公開、3月30日よりTOHOシネマズシャンテ他全国ロードショーされる。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。